おやつから工芸品まで、富山ならではの逸品を紹介します。(情報は取材時の内容です)

「氷見ージョ」(1個800円)のパッケージは2種類あり、内容は同じ。パスタやチャーハンなどにアレンジするのもおすすめ
缶詰のふたを開けた途端、オリーブオイルの爽やかな香りが鼻をくすぐる。氷見産マイワシを使ったアヒージョの缶詰「氷見ージョ」。程よい脂のりの氷見産マイワシはやわらかく、豊かなうまみと香りが酒を呼ぶ。イワシの風味が溶け出したオイルをバゲットにつけると、食べる手が止まらない。
「氷見のイワシのおいしさをもっと広めたい」と、水産加工業の中村海産(氷見市)が2022年から販売を始めた。材料はマイワシのほかオリーブオイル、ニンニク、唐辛子、食塩、ローリエのみとシンプルで添加物は不使用。さらりと口当たりのよいオリーブオイルはトルコ産エキストラバージンをぜいたくに使っている。
「素材のおいしさを最大限に生かして、自分がまた食べたいと思えるものを目指しました」と代表の中村康紀さん。缶詰を湯せんするだけで味わえる手軽さも魅力だ。

新商品の「UOGASHI流チーズケーキ」(3,240円)は、シシャモみりん干しのペーストをチーズケーキに練り込んだ。異色の組み合わせだがみりん干しの甘さが生地に溶け込み、味に深みを与えている

撮影:南部スタジオ
