モーニングを食べに出かけましょう。暑くて早く起きたり日の出が早い日が続いて朝を持て余したりしていませんか。和洋食。カレー。ラーメン。富山にはいろんなメニューがあります。せっかくならすてきな朝にしちゃいましょう。(情報は取材時の内容です)

Restaurant Aoike(レストラン アオイケ) 総曲輪レガートスクエア(富山市)

木漏れ日差す店内で こだわりのエッグタルトを

「モーニングセット 総曲輪エッグタルト」 (1,100円)
エッグタルトは9:30から提供。甘さは控えめ。写真のドリンクはアイス富山棒茶

朝の木漏れ日が、大きな窓から差し込む。7月にグランドオープンしたこの店は9時から、5種類のモーニングをそろえる。シェフとパティシエが丁寧に作った洋食と焼き菓子を提供する。

「モーニングセット トーストハムチーズ」(1,430円) トーストハムチーズは自家製パンに3種類のチーズをのせてあぶる。ドリンクも付く

一押しメニューは、富山土産を目指すという「総曲輪エッグタルト」を用いたセット。エッグタルトはフランス産のバターと県産の卵を使う。ざくざくとした食感のパイ生地に、アパレイユと呼ばれるプリンに近い滑らかなクリームが合わさる。シェフがこだわって作るスープにミニサラダ、ゆで卵、ドリンクもテーブルを彩る。普段とひと味違う朝食で、充実した一日を始められそうだ。

左から店舗責任者兼パティシエの渕上一明さん、厨房責任者兼シェフの中谷俊博さん、パティシエの高沢若菜さん、サービススタッフの青池優子さん

邪宗門(じゃしゅうもん)(高岡市)

ゆったり過ごせる老舗喫茶

「ピザトースト」(530円)、「A珈琲」(400円)
さっくりとしたトーストと、とろりとした自家製ソースが相性抜群。苦味と酸味の調和が取れたコーヒーともよく合う

喫茶「邪宗門」。謎めいた店名は、北原白秋の詩集から名付けられた。全国に5店あり、高岡店は1970年の創業以来、半世紀余りにわたって地域の人から愛されている。店内にはカメラやランプなどの骨董(こっとう)品が並び、時が止まったかのような落ち着いた雰囲気が漂う。

「アイスコーヒー」(450円) アイス専用コーヒーをホットで入れ、たっぷりの氷の上から注いで冷やす。すっきりとした後味

開店は朝8時。中庭に面した窓からやわらかい日差しが入る。定番のブレンドコーヒー「A珈琲」に合わせたいのは、分厚い食パンで作る「ピザトースト」。香ばしくふんわりとしたトーストにまろやかな自家製ピザソースやチーズがたっぷりかかり、食欲をそそる。ノスタルジックな空間で、ゆったりと味わおう。

2代目の開田裕子さん(右)と妹の紺谷節子さん

撮影:南部スタジオ、さいとう写真事務所