東京から北陸新幹線で帰省した際、大宮駅を過ぎたあたりで睡魔が押し寄せてきたのでスマホをポケットにしまいました。ぼんやりと周囲を見渡してみると、違和感を覚える光景がありました。その光景とは「みんながパソコンやスマホの画面を見ている」状況です。通路側に座っているスーツを着た男性、斜め前に座っている女子大生、後ろの3人家族も、みんなパソコンやスマホの画面を見ているのです。

 普段の私からすると、気にも留めない当たり前の光景です。私自身も移動中はパソコンを開いたり手持ち無沙汰からスマホを見たりすることはよくあります。新幹線車内という長時間を同じ人たちと空間を共有する状況で、客観的に見たからこそ気付いたのだと思っています。

 さて、私がその光景を見ているとき、ゾワっとしたポイントは何だと思いますか?
それは、パソコンやスマホを見る「姿勢と時間の長さ」です。

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