日本ハンドボールリーグ女子のプレステージ・インターナショナル「アランマーレ」は参戦7年目を4位で終えた。その集大成となった優勝決定プレーオフ1回戦を振り返りたい。接戦の末に敗れた選手たちは、直後から日本一への再チャレンジを誓っている。

 プレーオフは5月24~26日に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザであり、女子は北國銀行が10年連続11度目、男子は豊田合成が4年連続4度目の優勝を果たした。レギュラーシーズン4位のアランマーレは、同3位のオムロンと1回戦でぶつかり、22―24(前半12―12)で競り負けてプレーオフ初勝利を果たせなかった。

絶好の展開も競り負け

 アランマーレは開始から主導権を握っていた。守りでよく踏ん張り、オムロンの得点源である韓国代表の鄭智仁を前半は無得点に抑えた。攻撃も機能してしっかりシュートまで持ち込み、リードを保ってゲームを進めた。後半に入っても一時16―13とし、この日最大の3点差をつけるなど好調だった。

シュートを放つ檜木。優位にゲームを進めていた

 しかし、過去17度の優勝を誇るオムロンも鄭の得点などで追いすがった。

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