魚津市のホテルグランミラージュ内に4月オープンした「スパ・バルナージュ」は、市内の景色とアートが楽しめるこだわりの温浴施設。極上空間の演出を手がけたのは、世界で活躍する現代アート作家と、実家が「サウナの聖地」という温浴プロデューサーの2人だ。

立山連峰をモチーフにしたタイル画が目を引く浴場=スパ・バルナージュ
現代美術家の舘鼻則孝さん(東京)が浴場の壁画をデザインし、温浴プロデューサーの笹野美紀恵さん(同)が施設の監修を行っている。ホテルグランミラージュの運営に関わるアイザックグループが、2人と親交があったことから、施設のプロデュースが実現したという。
立山連峰モチーフにタイル画

現代美術家の舘鼻則孝さん
舘鼻さんは、絵画や彫刻などを手がける作家で、米・ニューヨークや仏・パリなどで作品を発表するなど世界的に活躍する。東京出身だが、実は富山とのゆかりがある。
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