第96回春季県高校野球大会が20日に開幕する。低反発バットの導入によってロースコアの接戦が増えるとみられ、これまで以上に投手力が勝負を左右する可能性が高い。飛躍が期待される各校の好投手を挙げながら大会を占う。

 今大会には昨秋と同じ43校38チームが参加。決勝は5月6日に予定されている。今春は北信越大会が6月1~4日に県内で開かれる。春の北信越は3年前から参加校数が5県で8校に減っているが、地元開催の今回は県大会の上位4校が出場できる。

 昨秋は高岡商が3年ぶり18度目の優勝を飾った。富山北部が準優勝し、3位が高岡第一、4位は高朋。国際大付、高岡、富山東、富山第一が準々決勝に進み、以上の8校がシード校として今大会に臨む。組み合わせは16日に決まった。ブロックごとに有力校をみていきたい。

 

昨秋V高商の三上は安定感抜群

 高岡商は2年ぶりとなる春季県大会優勝を目指す。昨秋はエース左腕の三上亮汰が全5試合をほぼ1人で投げ抜いてチームを頂点に導いた。

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