社会人サッカーの北信越フットボールリーグが先週開幕し、県勢は富山新庄クラブ(富山市)が初戦を白星で飾った。Jリーグとは異なるアマチュアのカテゴリーで高みを目指す彼らの挑戦に注目したい。
50回目を迎える北信越リーグではかつて、カターレ富山の前身であるYKKとアローズ北陸(北陸電力)がアルビレックス新潟などと地域ナンバーワンの座を争った。のちにJリーグ入りする松本や金沢、長野もこのリーグを勝ち抜いている。
今年は1部に新庄など8クラブ、2部にエヌスタイル(富山市)など8クラブが出場し、4月7日~9月22日にホーム&アウェイで総当たり戦を行う。優勝クラブが日本フットボールリーグ(JFL)昇格をかけた全国地域チャンピオンズリーグに出場する。
7日の開幕戦では昨年1部4位の新庄が1-0で同5位のアルティスタ浅間(長野・小諸市)を下し、昨年2部6位のエヌスタイルも1-0で同3位のFCマツセロナ(長野・松本市)を破って好スタートを切った。

元カターレの西(左から2人目)は開幕戦で決勝点をアシストした
北信越制覇とJFL昇格が目標
新庄は1968年に新庄中学サッカー部のOBが中心となって設立された。2005年に北信越リーグに初めて昇格し、10年には県選手権に初優勝して天皇杯出場を果たした。
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