元日の能登半島地震を受け、富山市草島の晴雲幼稚園が2月に実施した避難訓練を取材した。園児はそろって独特の形状のライフジャケットを着けていた。首の周りに付いていた大きな襟などに、どのような役割があるのか調べた。
※11月5日の津波防災の日に合わせ、2024年4月17日公開の記事を再掲します。
笛や反射材など多機能
このライフジャケットを製造した東洋物産(東京)によると、自然災害や水遊びの事故から子どもの命を守るため、大人用とは異なる工夫を施したという。首の周りの大きな襟は、顔を安定して浮かせるとともに、耳に水が入るのを防ぐのが狙い。
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