今回は、寒い冬にぴったりの温かいスープをご紹介します。

コリコリとした歯ごたえのきくらげと卵のトロッとしたスープです。

きくらげは、クラゲではなくキノコの仲間で、おなかの調子を整える食物繊維やカルシウムの吸収を高めるビタミンDを多く含んでいます。中華料理によく使われていますね。

カルシウムは、骨を健康に保つだけでなく、血液を凝固させたり、筋肉を動かしたりするのにも使われます。そしてビタミンDは、カルシウムを血液に保つという重要な役割を担っています。ぜひ一緒に取りたい栄養素ですね。

あまりなじみのない食材かもしれませんが、きくらげは保存もきくので、とっても便利。手軽に食事に取り入れることができます。

■きくらげと卵のスープ

【材料】2人分

  • 乾燥きくらげ … 4g
  • 長ネギ … 40g
  • 春雨 … 30g
  • 卵 … 1個
  • 水 … 500ml
  • 片栗粉 … 9g(大さじ1)
  • [A]
     中華だし … 5g(小さじ2)
     オイスターソース … 6g(小さじ1)
     しょうゆ … 12g(小さじ2強)
     酒 … 10g(小さじ2)
     塩 … 少々

【作り方】

  1. 乾燥きくらげは軽く水で洗って、ぬるま湯でもどし、食べやすい大きさに切る。長ネギは5mm幅の斜め切りにする。
  2. 鍋に[A]の調味料と水を入れてよく混ぜる。1と春雨を加え、中火にかけ5分ほど煮る。
  3. 水溶き片栗粉を入れてとろみをつける。
  4. 卵をといて回し入れる。卵を入れたら火を止め、箸でふわっと混ぜる(かき混ぜすぎないように)
  5. 火が入ったら、器に盛り付ける。

【栄養成分】1人分

  • エネルギー:169kcal
  • タンパク質:7.5g
  • 脂質:5.3g
  • 炭水化物:22.0g
  • カルシウム:47mg
  • ビタミンD:2.6μg

 

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。