富山市の市報の裏表紙に掲載されていた富山ガラス工房の「ガラスフェスタ2022」を見て「やる!」と即答の詩音ちゃん...いやいや”抽選”なんですよ。 しかも、現地に行って抽選て・・・ネットにしてくれいと思いながらも、当日は土曜なのに早朝からバチっと目覚めた詩音。 約束したからには、休みの日はできれば放置してもらいたい母は眠い目をこすりながら会場へGO。 到着したのはお知らせに記載の抽選開始時刻直前。ガラス工房に向かっている人がたくさんいて、焦る詩音に「ママ、走って」。2022/10/1。晴天。朝からとけるような暑さですよ。オニですか。 目的の吹きガラス体験を受付すると詩音100番、母101番 『おぉ幸先いいじゃん・・・て前に99人か』体験できるのは確か34名程度とか書いてあったなぁ。 それからたいして時間も経たないうちに後列にもずら~っと。最後尾が見えません。 こんなに注目度高いイベントだとは知りませんでした!さすが市報の広報力(^^) コロナで2年間中止になっていたそうです。それは、みんな楽しみにしてますね!

その辺の草むらの草をいじったりしながら(googleレンズで調べたらルッコラでした)抽選の機会がきました。
詩音からは「ママの分と私の分は私が抽選するからね」と宣言されてます。なので順番が来たときは見守るだけ。というか、この後はずっと見守るだけ。
クジは箱から色のついた棒を引いた人が当たりというシンプルな抽選で、前の人たちが残念な声を出しながら去ってく中、詩音がひいた棒の1本は見事当たり♪どっちが当たりでも詩音が体験するので結果オーライです。

体験する工房に入るとグループに分かれて説明が行われ、吹きガラスで制作したい物と混ぜたい色を2色まで&模様を選びました。 詩音は丸底のコップでピンクと水色のマーブルを希望。 待っている間はギャラリー席から先に体験されている方の見学ができます。 あちこちでオレンジの炎が輝いています(暑かった)。

さて、グループの4番目だった詩音に順番が回ってきました。気合は十分! しっかりと説明を聞き、いざ挑戦するも「ぁああっつ(暑)!!!」と叫んでますwそばにいる私も熱い。 サポートしてくれていたお兄さんには「お子さんは顔が熱いところに近いので顔だけ離れてくださいね」とフォローしてもらいましたw 最初にガラスを溶かす炉は1300度くらいあるそうです。 まずは熱されてオレンジ色になったコップの本体に、色ガラスの素材をサポートのお兄さんがくっつけてくれます。 素材の上をコロコロ・・・ 形を作るためにある炉はもう少し温度が低いそうですが、開口部がちょうど子供の顔くらいの位置にあり、そばに行くだけでも熱いです。 少し膨らんで、色のガラスをくっつけた素材がまたグローリーホールに突っ込まれ再加熱されます。 炉の奥を眺めていると、固いハズのガラスが赤くなってだらーんと垂れていきます。その垂れたガラスをくるくると巻いていく事できれいなマーブル模様ができていきます。その様子もとてもきれいでした。

安全第一で周囲に気を配りながらガラスを吹く体験は始まり、詩音は顔を赤くして「ぷ~」と息を吹き込み、オレンジの塊のガラスが...?・・・変わりません(笑) ゴム風船と同じで、最初はとっても固いそうです。子供だとかなり頑張らないと膨らまないらしく、詩音はパンパンの頬っぺたがへこむまでぷ~っとやると漸くちょっとずつ膨らむ様子がとてもきれいです。みんなで頑張れ~と応援!

次は、軍手をはめた手に濡らした分厚い新聞紙を持ち、まだいびつな形の熱いガラスを丸く整えていきます。また再加熱したガラスに息を吹き込むと、今度はラセン模様が入ったオレンジのガラスがきれいにまあるく膨らんでいきました。今度は強く吹き込み過ぎず・膨らませ過ぎないように注意です。やりすぎると風船と同じで破けて失敗となるそうです。

ちょうどいいサイズまで膨らんだら、今度は丸く膨らんだガラスの底に板を当ててコップの底面ができました。 底面を先に作ったら飲み口はどうやって整えるのかなと思っていたら、吹き竿のガラスの付け根に傷を付けて、今作った底面に新しい竿をくっつけて”カンッ”と最初の竿に衝撃を与えると新しい竿にコップが移動しました。なるほど~!

飲み口は繊細で難しいからか、付き添いの方がずっと手を添えて一緒に整えていきます。 本人の好みの広さになるまで丁寧に広げていき「ここがいい!」という詩音の言葉でかわいいサイズのコップができあがりました。

体験はここまでで、このあとゆっくり割れないように冷却され、後日引き取りになります。 出来上がりが楽しみ~といいながら、工房を出ると、渡り廊下が様々なガラスで彩られキラキラと輝いています。床も細かいガラスがたくさん。とても素敵なガラス工房でした♪

さて、後日できあがったコップを受け取りに行ってきました! 世界に一つだけのコップはこちら。大満足で、ジュース&ヨーグルトドリンクですでに大活躍しています(^^)

富山ガラス工房では季節に合わせた制作体験や常時体験など行っています。
個人的には、体験募集が始まったガラスの鏡餅が気になるところ。
https://toyama-garasukobo.jp/