たまにニュースなどで取り上げられる「ヘアドネーション」を皆さんご存じですか?
私はたまたま友人の娘さんが「ヘアドネーションしたいから」と、小学校高学年から中学校卒業まで伸ばして卒業式の後にバッサリ切って送った話を聞いたので、興味をもっていました。
その子は、髪質を保つためにシルクのヘアキャップをして寝るときも保護していたそうですが、本当に他にお手入れしてないの?と思う程の美髪で、次に会った時は腰あたりまであった美しい黒髪がおかっぱにイメチェンされていました。

「ヘアドネーション」は、病気や怪我によって髪の毛を失った子供たちのために人毛による医療用ウィッグをプレゼントするための”子供の髪の毛を寄付”する活動だそうです。詩音ちゃんに「せっかく長い髪を切るならこんな取り組みがあるよ」と説明すると「やってみたい!」と返事したので早速インターネットで調べると、活動を行っているNPO法人(利益を求めない団体で所轄庁の認証を受ける)がいくつかあるようです。どこがよいのかわからなかったので、ホームページで動画やイメージ図などでわかりやすく解説されている団体に送ることにしました。
ヘアドネーションは、専門のお店もあるようですが、普通のサロンでお願いをしてみて引き受けてもらえばどこのお店でもできます。

少し前の話になります。
詩音ちゃんは生まれてから小学3年生になるまで一度も髪を切ったことがありませんでした。
親バカ丸出しですが、赤ちゃんの時に「女の子なのに」と思う程の毛のなさで、やっと伸びてきた毛をもったいなくて切ることができなかったこと、少し伸びてきたらくるっくるの柔らかい髪でパーマをかけた感じでかわいいと思っていたこと、ママが詩音ちゃんの頭をおもちゃ(よくいえばヘアアレンジ)にしたかったことなど「切ったら?」という方向にはなりませんでした。
でも、さすがに8年も伸ばすと洗髪やトイレなど若干不都合がでてきました。
自分ではきれいに洗えないので一人でお風呂に入れない。髪を縛らずにトイレに座ると便座に髪が付いてしまいそうで不衛生に思ったらしく、本人が「切りたい」と言い出しました。
それからしばらくして、たまたま同級生のおうちがヘアサロンだと知ったらしく、Iちゃんのパパに切ってもらうと言うので行ってみると床屋さんでした。ヘアドネーションのインターネットの説明画面を印刷し持って行きお願いすると快く引き受けてもらえました。

赤ちゃんの頃から伸ばした詩音ちゃんの髪の毛はカットしてしまったら細く少なくちょびっとでしたが、子供に芽生えた社会貢献の意識と私の娘に対する思い入れが誰がの役に立ったら嬉しいなと思います。

そして、カット後の詩音ちゃんは髪が軽くなり、一人でも洗髪でき、見た目もちょっとおねえちゃんに。
それから約3か月。ちょっと伸びてきてゴムでまとめられるようになったら、やっぱり髪はまとめた方が楽だと気付いたそうです。それで、また伸ばしてヘアドネーションやるんだ~と。先は長し(^^)

切った髪はエクスパックを使って送りました。今回お世話になったのはHairWorks・Casamia(富山市長江東町)です。ありがとうございました。 (初めてのヘアアレンジ3歳) (衝撃のスネちゃま♪3歳)