紅葉が見ごろの秋におすすめするガーデニングが、「球根の寄せ植え」です♪
球根の寄せ植えとは…球根を土の中に植え、上にパンジーやビオラなどの草花を植えます。
一般的に、花壇やコンテナに球根を植えた後は芽が出るまでの間、表面は土だけが見える寂しい雰囲気です。
けれど、草花を一緒に植えたら、春に球根の花が咲くまでの間もにぎやかです!
一石二鳥で楽しめる「球根の寄せ植え」🌸トライしてみませんか🌷✨
コンテナに種類が異なる球根を2層に植えることを「ダブルデッカー」といいます。大きな球根ほど深い所に植え、小さな球根は浅い場所に植えます。
ちなみにダブルデッカーは、イギリスでは「二階建てバス」🚌を意味します。
今回、ダブルデッカーの方法による「球根の寄せ植え」をご紹介します🌸
球根…14個
花、植物の苗…10個
鉢底石…適量
培養土(緩効性肥料を混ぜる)…約12リットル
鉢(今回使ったサイズは38×20×20センチ)…1個
鉢底ネット(鉢穴のサイズに合わせてカット)
土入れ(スコップ)
(材料は目安です。お好みで調節してくださいね)

今回選んだ球根は、秋植え用のチューリップ5個、スイセン2個、ムスカリ7個です。
1段目にチューリップとスイセン、2段目にムスカリを配置します。3種類が同時に咲くのではなく、順番に見ごろを迎えるはずです。

花、植物の苗は、
ビオラ…2個
カルーナ…1個
ネメシア…1個
スイートアリッサム…1個
ピティロディア…1個
斑入りキンギョソウ…1個
ラミウム…1個 (2つに株を分ける)
ハボタン…1個 (2つに株を分ける)
クローバー…1個
作業する前に、チューリップ球根の薄皮をむきます。(球根を傷つけないよう無理しない範囲で!)
こうすることで、発根が促されるそうです👍

※私は一度にたくさんの球根を植える際は、大変なので省いています。球根の寄せ植えをする場合は数が少ないので、皮をむくようにしています。
それでは、作業を始めましょう!
①鉢の底穴にネットを当て、底が隠れる程度に鉢底石を入れます。
②鉢の下部10センチほどまで培養土を入れ、チューリップとスイセンの球根を並べます。
下の写真は白い球根がチューリップ、茶色がスイセンです。

☆複数の球根を並べるときは、ぷっくり丸くなっている面と、平らな面の向きをそろえて配置すると、葉が出たときに重ならずきれいです。

③土入れを使い、球根が隠れる程度に培養土を足し入れます。

④花、植物の苗をポットから外し、寄せ植えします。苗と苗の間に培養土を少し足します。
(参考:寄せ植えの基本はこちら💁♀️)
⑤ムスカリの球根は、鉢の正面に3個、左、右の側面にそれぞれ2個ずつ配置します。植える場所を決めたら、そこに、鉢の縁から2センチほど下の高さまで、土を足し入れます。

⑥ムスカリの球根を配置し、土を軽くかぶせます。先端が少し出るくらいの浅植えで大丈夫です♪
⑦全体的に土をしっかり入れます。

完成しました!!鉢底から水が流れ出るまで、数回に分けてたっぷり水やりしましょう。

参考までに…昨年の春、3種類の球根をダブルデッカーの方法で寄せ植えした模様を紹介します♪
▽1段目 ヒヤシンス
▽2段目 スイセン、チューリップ
開花する時期が異なる球根を植えたことで長い期間、楽しむことができました。
☘️ヒヤシンス→☘️スイセン→☘️チューリップの順で開花🌷

ちなみに…過去にガーデニング講座に参加した際、講師の先生から伺ったお話によると、球根を鉢に植える場合は、深鉢を選ぶといいそうです。
下段に植えた球根の下には、少なくても土が10センチある状態がいいそうです。
富山県花卉球根農業協同組合さんのホームページで、チューリップ球根の植え付けのポイントや育て方について、分かりやすく紹介されていました!
よかったら参考にしてみてくださいね👀
秋冬のポタジェは、夏野菜がぐんぐん育つ姿から一転。ゆっくり成長する様子を日々、見守っています🍂

五十嵐直美
ガーデニングが趣味で、自宅の庭で花や野菜を育てるほか、ハンギングバスケットマスターとして街を花で彩る活動にも参加している。寄せ植えワークショップも開催中。第4-5期コノコトレポーター。富山市在住。インスタグラムはこちら。