富山県空港スポーツ緑地のゲートボール広場に、インクルーシブ遊具が期間限定で設営されていることを知り、先日、遊びに行きました。

 

 

インクルーシブ遊具は、障害や発達の課題のあるなしに関わらず、また、年齢も子供大人と関わらず、包括して遊べました。

 

遊具のあちこちに工夫がなされていて、とても楽しかったです。

 

 

滑り台には、体の障害があるなしに関わらず昇降できるスロープがありました。また、イラストが描かれたボードがあり、発話でのやり取りや、表情で表すのが苦手な場合でも、コミュニケーションが取れるよう工夫が見られました。

うちの子供も、話すより、ボードの絵表示を指差して話す方が楽みたい。私にもボードを使い、コミュニケーションを取ってきたので、障害のあるなしに関わらず、楽なのだと分かりました。

また、点字や幅広の滑り台がありました。

さらに、座位が取りにくい子供さんや、体幹の筋力が弱いお子さんでも、体幹が固定されて乗りやすいブランコもありました。うちの子供も、ゆりかごにいるみたいに気持ちよさそうで、寝そうでした。動きながら休める効果もありますね。

 

コーヒーカップのようにぐるぐる回る遊具は、何人かで乗ります。大人も一緒に楽しめました。

10月からもう一つ、遊具が増えるようです。10月31日までの期間限定と聞いています。

消毒液やせっけんが備え付けられていて、コロナ対策が取られていました。

隣には広い芝生広場があるので、ソーシャルディスタンスを取りながら、ちょっとしたランチを持参してピクニックができます。

富山県が、こうしたインクルーシブ遊具を常設する街になればいいと思います。ぜひ、常設で。

私は、医療従事者だったこともあり、インクルーシブ教育について勉強したことがあります。

欧米に比べたら、このインクルーシブ教育は、日本はとても遅れています。

障害や発達の課題があるなしに関わらず、誰もが分け隔てなく遊べるインクルーシブ遊具が、当たり前に見られる社会になってほしいです。

そして、どんな障害があろうとも、障害がない子と同じように、「遊ぶ権利や楽しむ権利」が保証される世の中になってほしいです。

コミュニケーションツールをもっとうまく活用して、みんなが一緒に過ごせる街になってほしいです。

 

※富山県空港スポーツ緑地のインクルーシブ遊具には、県のアンケートのQRコードが、看板や遊具に付けられていました。いい取り組みだと思われた方は、ぜひ、アンケートにも回答して、一人一人の県民の声を県政に届けてほしいです。障害のある子供も、もっと楽しく暮らせる富山県にしましょう。