呉羽梨の季節になると、ごひいきの梨園に買いに行かれる方も多いのではないでしょうか?
私はこれまで、あまりこだわりなくスーパーや通りがかりの販売所で買うことが多かったのですが、今年は知人に勧められて富山市中老田にある「村上梨園直売所」さんに行ってみました。

初めて訪れたのは、8月のお盆を過ぎた頃。
その時はまだ「幸水」も小ぶりで、「もう少し時期が遅い方が、もっと大きくて美味しくなりますよ」と教えていただきました。少々小ぶりでも一年ぶりの幸水はやっぱり美味しい~♪
遠くに住む年配の叔母へ、お薦めの状態で贈ってほしいとお願いして数日後、「久しぶりの幸水がとても美味しくて、富山を思い出しました」と嬉しいメッセージが届きました^^
次は9月初旬、改めて村上梨園直売所さんへ。

大きく実った幸水を早速家で食べてみると、甘みもジューシーさも格段にアップしていて、子どもたちは梨の取り合いに(笑)
さらに10月初旬、再来^^
前回訪問時にもうすぐ出るお薦めの梨だと聞いていた、「甘太」がでましたよ~と連絡をいただき、すっかりお馴染みさんになっちゃいました^^
甘太は、皮を剥いている間にも果汁が手にまで滴るほどジューシー!辺りがいい香りに包まれます。

シャキシャキとした食感と、まるでジュースのようなみずみずしさで、子どもたちも「美味しい〜♪」と大興奮。
来年も必ず食べたいと思えるほど、お気に入りの品種になりました。
◆ 品種ごとの違いも楽しみの一つ
直売所の壁には、品種と販売時期の一覧が掲示されていて、幸水より前の時期にも「香麗」や「甘ひびき」といった早生品種の梨が販売されていることを初めて知りました。

村上さんが作られた品種の掛け合わせの表も見せていただき、梨の奥深さにびっくり。

例えば、「あきづき」は「新高 × 豊水 × 幸水」の掛け合わせで、それぞれの梨の特徴をいいとこ取りの品種。
「甘太(かんた)」は、「王秋 × あきづき」の新しい品種だそうです。
甘太を入れてたまたま4種類の梨が揃ったので、家族で食べ比べをしてみました。

それぞれに個性があり、どれも美味しい!
呉羽梨のシーズンは8月初旬から10月下旬まで。
直売所の魅力のひとつは、生産者の方と直接会話ができる点です。
食感の好みを伝えれば、それに合った品種を紹介してくれたり、保存方法などの役立つ情報を教えてもらえることもあります。

朝採れの新鮮な梨を袋詰めして販売されているとのことで、出した日の午後には売り切れてしまう事も多いので、午前中の訪問がお薦めです。
取り置きや予約、地方発送にも対応してもらえるとのこと。
季節の恵みをお楽しみに♪