12月25~27日、富山県美術館で開いた「森のきょうしつ」には、書き初め教室と水彩教室合わせて約240人の方にご参加いただきました。
 水彩教室では、イラストレーターのよしざきようこさんから「水彩のおもしろ技法」を教わりました。


 まずは紙全体に筆で薄く水を塗り、たっぷりの水で溶いた絵の具を筆に取って色を塗ります。すると透明感あるきれいな色を塗ることができます。さらに、たっぷりの水で溶いた違う色を塗り重ねると、重なった部分が少しずつ混じり合ってきれいなグラデーションを作ることができました。


 この技法を使って来年のえとのネズミや初日の出を描いた正月飾りとカレンダーを作りました。参加した子どもたちは「きれいな色の作り方が分かった」と喜んでいました。

 書き初め教室は、25、26日が富山玄潮会代表の大島明琴さんと同会の黒田山梢さん、27日が県書写書道教育研究会前会長の稲垣宗之さんと会長の立石浩一さんが講師を務めました。小学1年生~中学生まで、一人一人の作品を見て、筆遣いや姿勢、練習するポイントを丁寧に指導してくださいました。


 子どもたちは美術館のコレクション展も鑑賞し、表現の豊かさや面白さを学んでいました。

 今回の森のきょうしつは、「TAD WINTER FESTIVAL」(県主催)の一環として開きました。たくさんのご応募、ご参加ありがとうございました。