今年25周年を迎えた「エルバッチャ」でオーナーシェフを務める松本吉信さんは、ジビエが日本で注目される前からその文化を料理に取り入れてきた。野菜や魚介と同様に、ジビエも地元のものを積極的に使う。猟師が工夫を凝らして仕留めた食材を大切に扱い、経験に裏打ちされた丁寧な調理で持ち味を生かす。