昭和時代に幼少期を過ごした方は、21世紀をどのような世の中と思い描いていただろうか。当時は「ドラえもん」「鉄腕アトム」「宇宙戦艦ヤマト」など、未来が舞台、あるいは未来の世界が大きな影響を及ぼす漫画、アニメが少なくなかった。自動車が無数に空を飛び、仕事はロボットがすべてやってくれる、タイムマシンで時間旅行を楽しんで-。21世紀になって四半世紀、残念ながらまだそのような世界にはなっていない。そんな時に、21世紀の世界を空想した記事を見つけた。昭和も終わろうとしていた1989(昭和64)年1月4日付夕刊に掲載された「21世紀 夢の超高速」。陸海空の公共交通が高速化した世界を描いた、夢にあふれた記事だ。掲載から36年余り。現在の技術は“昭和の夢”にどこまで迫っているのか。専門家に聞いた。

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