食品や料理の中には、化学反応や微生物の働きを利用したものがたくさんあります。味噌やヨーグルトも微生物の働きを利用した食品ですが、今回紹介するのはパン作りです。
パンがふくらむ秘密は「酵母」です。
いつもはドライイースト(パン作りに使われる乾燥させた酵母、微生物)を使って手軽にパン作りをしていますが、先日、いただきもののユズを使って、パン作りにも使える酵母液を作ってみました。
自家製天然酵母なんて難しそう!と思われるかもしれませんが、実は手順を守ればそんなに難しくありません!
【自家製天然酵母パンができるまで】
① 酵母液を仕込む
② 中種を起こす
③ パンを作る
【材料】
・ユズ(りんごやドライフルーツでもできます)
・新鮮な水
・砂糖
・大きめのビン(煮沸消毒したもの)
【作り方】
① ビン、包丁、まな板は煮沸消毒、ユズは水道水で表面を洗う。
② ビンに水と砂糖を10対1くらいの割合で入れて溶かし、ざく切りにしたユズを入れる。
③ フタをして室温25度前後の場所に置く。
④ 1日2~3回容器を振り、フタを外して空気に触れさせる。
(1日目写真)
2~3日でぷくぷく泡が出てきます。
(4日目写真)

室温にもよりますが、6日目の様子です。
(6日目写真)

容器を振ってふたを開けると、こんなにしゅわしゅわ!白いオリが沈んでいれば完成です!
ザルで濾(こ)して液体だけを冷蔵庫で保存します。

冷蔵庫でも発酵はゆっくり進むので、時々ふたを開けて様子を見てあげましょう。たまに砂糖を加えてあげると、酵母が元気を取り戻します。
美味しいパンになりますように♪②へつづく。