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子どもにとっての安全基地を

子どもたちは、学校生活の中でルールを守ったり、期待に応えたりしながら、たくさんのエネルギーを使って頑張っています。
そんな子どもたちにとって、夏休みのような長い休みは心のエネルギーをしっかり蓄える大切な時間です。もしそのエネルギーが枯れてしまうと、学校など社会の場に戻るのが、つらくなってしまいます。



そこで大切なのが、「安全基地」の存在です。これは子どもが安心して過ごせる環境のこと。子どもにとっては、家庭や信頼できる人物が安全基地となります。「安心できる場所」があることが、2学期を元気にスタートするための土台になるのです。

安全基地をつくるためには以下のヒントがあります。

① 自由に過ごせる時間を持つ

好きなことに打ち込んだり、のんびり過ごしたりする時間を大切にしましょう。

② 家族や信頼できる人と一緒に過ごす

一緒に食事をしたり、遊んだりして、自然に会話が生まれる時間を持ちましょう。

③小さな挑戦を楽しみ、達成感を味わう

洗濯物をたたむのお手伝いをするなどして、「誰かの役に立てた」という経験を持ちます。

④愛されているという安心感を伝える

「おはよう」「おやすみ」「ありがとう」など、普段のあいさつや声掛けを大切にしましょう。

夏休み後半は「学校モード」に少しずつ切り替えを

大人でも長い休みのあと、仕事に戻るのは気が重いもの。子どもたちも同じですから、夏休みの後半には、少しずつ学校生活に戻る準備をしていきましょう。

①生活リズムを整える

朝起きる時間や寝る時間、食事のタイミングなど、日々のリズムを整えましょう。子どもが自分だけ取り組むのは難しいので、大人がサポートしてあげてください。

②学校への不安を減らし、「行きたくない」の気持ちに共感する

宿題や提出物は計画的に取り組みましょう。2学期の行事なども一緒に確認して、先の見通しを立てておくと安心です。もし提出物が間に合わなかったとしても、責めずに頑張ろうとする姿を認めてあげましょう。
心配なことがあれば、学校や相談機関に連絡することも大切です。

「行きたくない」と言われたら…

2学期が始まってしばらくは、「学校に行きたくない」と子どもが言い出すことを想定しておきましょう。そんな時は否定せず、まずは受け止めてください。家庭という安全基地があるからこそ、子どもが安心して本音を出せたという証でもあります。



どうしてもつらそうなときは、休ませることも選択肢の一つです。心のエネルギーが十分に回復すれば、子どもは自分でまた社会に向かって歩き出します。
子どもを信じて見守る気持ちを持ってください。笑顔で寄り添いながら、子どもと一緒に2学期を迎えましょう。

富山県こども総合サポートプラザ
■住所:富山市新富町1-2-3富山ステーションフロントCIC5階
■開館日:月~土曜、祝日
■開館時間:10:00~18:00
■休み:日曜、年末年始、CIC休館日(原則毎月第3火曜)
■電話:076-481-7401※総合窓口につながる
■駐車場:CIC指定の2か所の駐車場は1時間の利用補助券あり
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