ハンドボールのリーグHは13~15日、優勝を決めるプレーオフを東京・代々木第一体育館で行う。初優勝を狙う女子のプレステージ・インターナショナル「アランマーレ富山」はレギュラーシーズン3位で進出。14日の準決勝で、11連覇がかかる同2位の北國ハニービー石川と対戦する。選手たちは初戦の準備に全力を傾け、北陸対決を制して一気に頂点に立つつもりだ。

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 2024-25年シーズンから日本ハンドボールリーグが「リーグH」に改組されたのに伴い、プレーオフの出場数は女子が昨年より1増の5クラブ、男子は2増の6クラブになった。女子はレギュラーシーズン1位のブルーサクヤ鹿児島も準決勝から登場し、同4位・熊本ビューストピンディーズスと同5位・香川銀行シラソル香川が13日に行う準々決勝の勝者と対戦する。

 レギュラーシーズンで序盤から首位を譲らなかった鹿児島(25勝2分3敗)に、主力選手が入れ替わり発展途上ながらも2位に食い込んだ10連覇中の石川(21勝5分4敗)、3位のアランマーレ(19勝5分6敗)などが挑む構図。上位同士の対戦で引き分けが多かったように各チームの実力は接近しており、アランマーレにも十分にチャンスがありそうだ。プレーオフ初出場だった前々回、連続出場となった前回は初戦で惜敗。優勝するには2連勝しなければならないが、「石川に勝つことに集中している。個々の能力が高く、優勝経験がある石川に勝てば勢いもでる」(福田丈ヘッドコーチ)と初戦突破に全力を注ぐ。

ゴール前で石川のキャプテン佐原と競り合う大松澤。武器とするロングシュートで石川の堅守を破りたい

 5月23日に最終戦を終えた後は連戦の疲れを癒やした。

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