J2のカターレ富山は、成績不振を理由に小田切道治監督を事実上解任した。新たに招へいされた安達亮監督が、31日の第18節・秋田戦から指揮を執る。11年ぶりの舞台で健闘してはいるものの、直近12試合は白星がない。勝つチームへの進化を目指し、新指揮官のもと、戦いは新たな局面に突入する。

27日にチームに合流して選手に精力的に助言する安達監督
カターレは30日現在、他クラブより消化試合が1試合少ない状況で3勝6分7敗の17位。3月9日の第4節で磐田を3-1で下して3勝目を挙げ3位につけたが、それ以降6分6敗で勝利から遠ざかっている。この「12戦勝ちなし」は、2012年のJ2第17~31節に記録したクラブワーストの「15戦勝ちなし(6分9敗)」に次ぐもの。左伴繁雄社長は「結果のみに責任を持つのが(組織の)トップ。結果責任は問わなければならない。未勝利が連続10試合を超えたあたりから監督交代を検討し始めた」と27日の会見で述べた。
総得点14は1試合平均に換算すると0.875でリーグ最少。
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