今や国内で知らぬ者はいない人気アニメ「それいけ!アンパンマン」。原作者の故やなせたかしさん夫婦をモデルとしたNHK朝の連続テレビ小説「あんぱん」の放送がスタートした。高岡市出身の俳優、瀧内公美さんも教師役で出演予定で、県内でも早くも話題となっている。幼少期、アンパンマンを通じて愛と勇気を友だちにした人も多いはず。あす4月4日は「あんぱんの日」。調べると富山県内にも多くのアンパンマンが息づいていることが分かった。

 アニメ「それいけ!アンパンマン」は、やなせさんが手がけた絵本「アンパンマン」が原作。何ものも恐れない正義のヒーローでありながらも悪役のばいきんまんを必要以上にたたきのめすようなことはせず、時には手を差し伸べることもある。おなかをすかせた者には顔の一部をちぎって与えるなど、自己犠牲も隠れたテーマで、子どもたちを中心に絶大な人気を誇る。仲間が多いことも特徴で、カレーパンマンやしょくぱんまんのほか、富山の名産「ますずし」をモチーフとしたますずしまんが登場した回もある。

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