左膝の前十字靱帯断裂という重傷を乗り越え、朝乃山(富山市出身、高砂部屋)が華麗な復活を遂げた。8カ月ぶりの復帰の土俵となった大相撲春場所は西三段目21枚目で貫禄の7戦全勝優勝。7番とも苦戦する場面すらなく、一方的な内容で勝利を挙げた。ファンの焦点は既に5月の夏場所に移っている。レベルが上がる幕下の土俵でどのような相撲を見せてくれるのか。何より、関取復帰はいつになるのか。そのポイントの一つとなるのが番付だ。実は幕下で一定の番付に入れるかどうかが十両昇進にかなり重要な意味を持つ。来場所の朝乃山の番付はどれぐらいになるのか、過去の例から予想してみた。
残り2060文字(全文:2336文字)