VHSなどのビデオテープに収められた思い出の映像が見られなくなる恐れがあるという。国連教育科学文化機関(ユネスコ)が2025年ごろを期限の目安として警鐘を鳴らしたため、「2025年問題」と呼ばれる。家族旅行などを撮影したミニDVテープを20本以上持つ記者にとっても人ごとではなく、保存のためのデジタル化を体験するイベントに参加した。さらに取材を進めると、映像を所蔵する文化施設も課題を抱えていることが見えてきた。

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