まもなく卒業式・入学式シーズンが始まります。最近、セレモニースタイルとしても注目を集めているジレ。「挑戦してみたいけれど、着こなし方が分からない・・」という方は多いのではないでしょうか。

コノコトレポーターのなおさんもその一人。そこで今回、イメージコンサルタント(イメコン)の友野磨紀さんと一緒に買い物に行き、コレ!という1着を購入。卒業式から入学式、さらに普段使いまで、着回し術を教わりました。

これまでなおさんが着ていたセレモニースタイルは、セットアップや落ち着いた雰囲気のジャケットとスカート。子どもが2人いると出番も多く、新しい服がほしいと買い物に行ったこともありますが「見ているうちにどれも同じに見えてきて…。結局、来年でいいかと買わずに帰ってきてしまいました」と話します。 


左が卒業式 右が入学式

そこで今回は、友野さんと買い物に出掛けました。
なおさんのリクエストはこの3つ!

・ジレに挑戦したい
・卒業式にも入学式にも着たい
・普段もたくさん着たい


いろいろ試着して選んだのが、黒色のツイード生地で金ボタンの付いたジレ。

友野さんによると、なおさんの顔タイプは、「アクティブキュート」。子どもっぽいかわいらしさと、強さのある顔立ちです。「カジュアルで個性的なものが似合い、大人っぽすぎるスタイルを着ると違和感が出てしまうタイプです。どこかにカジュアルな要素を入れると、より似合うスタイルになります」と友野さん。

今回のジレは、女性らしいツイード生地を選びました。襟元は、下の服が映えるVネック。存在感の大きなポケットが、ジレの大人っぽい雰囲気にカジュアルな要素を加えています。

では着回しスタート!
 

卒業式コーデ

黒×デザインブラウスでおしゃれに
卒業式はシックに黒でまとめました。ブラウスは、スタンドカラーに、キャンディースリーブと言われるボリュームのある袖が目を引く、かわいらしいデザイン。ボトムスはセンタープレスの入った上品なパンツ、足元は深いVカットが入ったトレンド感あるパンプスを合わせました。シックですが、決して地味すぎないおしゃれコーデに仕上がりました。

 

入学式コーデ

白×デザインブラウスで華やかに
入学式は白のブラウスと黒のスカートを合わせました。大きなリボンと裾が広がったベルスリーブのブラウスは、スタイル全体に華やかな印象を与えてくれます。これまでセレモニースタイルではコサージュを付けていたなおさんですが、今回は友野さんと一緒にパールのブローチを購入。スカートは足首までのマキシ丈を選びました。「セレモニーでも今っぽさを意識して」と友野さんは話します。


次は、白のロングTシャツに着替えて、普段使いコーデです。
 

着回し (1)

#ジレ#ジーンズ

ビンテージ感のある青色のジーンズをはいてみました。ボタンに合わせてアクセサリーもゴールドを選びました。白いTシャツ×ジーンズは定番のカジュアルスタイルですが、ジレと白いパンプスを合わせることで、おしゃれ感と大人っぽさがアップします

 

着回し (2)

#白#ワイドパンツ

センタープレスの入った白いワイドパンツをはいてみました。ジレのボタンを開けることで、縦のラインが強調され、スタイルアップ効果もあります。「軽やかな雰囲気で、なんだか旅行に行きたくなりますね」となおさん。

 

着回し (3)

#黒#ティアードスカート

ティアードスカートとは、切り返しがあり、布をたっぷり使ったスカートのこと。かわいいデザインですが、黒色でつやのある素材なら大人でも楽しめます。足元はスニーカーを合わせ、カジュアルにまとめました。

 

気になる服 どんどん試着

レクチャーを終え、なおさんは「ジレは意外といろんな場面で着られることが分かったので、たくさん着たい」と話します。また友野さんに買い物に同行してもらい、好きな服を見つけるこつも分かったと言います。それが、気になる服を見つけたらとにかく試着すること。「どんどん着て、見比べることで、似合う服が分かってきた。買い物が楽しくなりそう」と笑顔を見せます。

洋服でつや感プラス

友野さんは「これから年齢を重ねるごとに失われる肌の張りやつや感は、洋服やアクセサリーなどでプラスしていくことができます。今のうちからいろんな服を見てたくさん試着することで、生地の良さを見極める目を育ててくださいね」とアドバイスしてくれました。

ジレに初挑戦したなおさん(左)と友野さん
 
◆友野 磨紀(ともの まき)
長年勤めた広告代理店を脱サラし、銀座のイメージコンサルタント養成スクールで各種資格取得。”自分らしいオシャレを知ってあか抜けたい大人世代”に向けたおしゃれの専門家として、2022年より富山県内外で活動中。富山市在住。イメージコンサルティングサロン FicoBinco代表。 Instagram