おやつから工芸品まで、富山ならではの逸品を紹介します。(情報は取材時の内容です)

「富山らいちょうサブレ」(2枚入り615円)は大ぶりで1枚でも十分に満足感を得られる。程よい歯応えと口どけのよさが特徴
ライチョウをかたどった形がかわいらしいサブレ。さっくりとした歯応えが心地よく、きな粉の香ばしい香りが広がる。パンやケーキ、ランチなどを手掛ける「Caféトワイエ」(富山市)が販売している。「富山をもっと県外の人にアピールしたくて作りました」とオーナーシェフの谷脇健太郎さんと妻の由実さん。ライチョウのつがいが寄り添うパッケージは、開けると県内の観光マップが現れる。高岡大仏や黒部ダムなど県内の名所を、射水市のイラストレーター、いわぐちゆうこさんが描いたもので、ポップなイラストに心が弾む。「大切な人へのお土産におすすめです」と由実さんは笑顔で話す。

パッケージの内側が観光マップになっており、食べ終わった後も取っておきたくなる
サブレはショートニングを用いず、県産きな粉や発酵バターをぜいたくに使用している。風味豊かでこく深く、一度食べたら癖になりそう。味と見た目の両方にこだわった、富山愛あふれる一品だ。

撮影:南部スタジオ