昭和の時代、多くの中学校や高校のそばにあった、文具やお菓子、ジュース類を売っていた雑貨店。そういったお店の定番として40代以上のほとんどの人が思い浮かべるのが「ローヤルクラウンコーラ」、通称「RCシリーズ」ではないだろうか。特大サイズの瓶に破格の安値。「当たり」が出ないか、王冠の裏をドキドキしながらめくったことを覚えている人も少なくないだろう。県内向けに販売していたのは富山市下赤江町の飲料メーカー「トンボ飲料」だ。令和の現在では既に販売終了となっている“昭和の記憶”。翠田(みすた)章男社長(70)に当時の話を聞いた。

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