おいもを愛する富山の皆さん。「おいも特集を読みたい」という声に応えます! さつまいもとじゃがいも、さらに富山特産のさといもを扱う店をメインにご紹介します。ページをめくれば、気分はホクホクに…。(情報は取材時の内容です)
il gotti(イルゴッチ)(富山市)
ホクホク、もっちり じゃがいもの食感を生かす

「じゃがいものニョッキ〜ゴルゴンゾーラのソース〜」(1,800円、夜のみ)
いもの素朴なおいしさが楽しめ、子どもからお年寄りまで愛されている。ホクホク、もっちりとした食感がたまらない
じゃがいもと小麦粉から作るパスタ「ニョッキ」は、もっちりとした歯応えが魅力。こちらの店で提供するニョッキは、15年前のオープン当初からの定番メニューだ。「じゃがいもの素朴な風味とホクホク感を大切にしています」とオーナーシェフの悟道彩子さん。いもの品種や水分量に合わせて粉の量を調節し、絶妙な食感を楽しんでもらえるよう工夫している。

「稲葉農園さんのさといものグラタン」(1,300円、夜のみ)※期間限定
ホクホクのさといもにこくのあるゴルゴンゾーラチーズを合わせて、石窯で焼き上げた
悟道さんが「初めて食べた時にあまりのおいしさに感動した」という稲葉農園(上市町)のさといもを使ったグラタンもおすすめ。とろりと溶けたチーズにさといもの粘りが絡み、互いの味を引き立たせている。

オーナーシェフの悟道彩子さん
レスト&ワイン食堂 ABAB(アブアブ)(高岡市)
ワインに合わせたい じゃがいものガレット

「じゃがいものチーズガレット」(1,760円。20時以降はプラス80円)
トリュフソースの香りが食欲をそそる人気の一皿。ワインはもちろん、日本酒やビールとの相性も良い
ガレット、カルパッチョ、香草焼き…。一押しの料理が並ぶメニューボードに、「おすすめ 赤、重め」と書かれた紙が貼られている。ソムリエ兼シェフの松本隆さんが営む「ABAB」は、南欧料理とワインの店として48年前に誕生した。素材を生かした料理とえりすぐりの酒で訪れる人を楽しませている。

「長芋のステーキ」(1,023円)
すりおろしたながいもをふんわり焼いた、開店当初からの定番メニュー。ソースと青のりがかかり、まるでお好み焼きのよう
細切りにしたじゃがいもを香ばしく焼き上げた「じゃがいものチーズガレット」は、しっとりとしたメークインを主に使用。中に温泉卵やベーコン、カポナータがたっぷり入っている。じゃがいもの味わいとチーズの香りが口いっぱいに広がり、ついワインに手が伸びることだろう。

シェフの松本隆さん
撮影:竹田泰子、南部スタジオ