地域活性化に取り組む“ローカルプレイヤー”の皆さんに会いに行く学びの旅『うみとやまローカルラボ2024夏編』が9月7、8日、開催されました。参加者は1日目の立山町に続き、2日目は上市町を訪れました。

三太くんとの活動を話す杉谷さん

午前は、上市町のまちなか交流プラザカミールで、2人のローカルプレイヤーに会います。一人目はECサイト「カモシカnet」を運営するライブリード代表取締役の杉谷光雄さん。ニホンカモシカの三太くんと一緒に、SNSやリアルイベントで地域の魅力発信や交流を行っていることを紹介し「頑張っている人や富山県の企業を応援したいという思いが強くなった」と話しました。 

湧水を飲み比べ

湧水の違いを話す伊東さん

二人目はグラフィックデザイナーやイラストレーターとして活動する伊東将太さん。「自分の生活圏を楽しくしたい」という思いから、上市町を中心にデザインやイベントに関わる仕事をしています。

名水の地としても知られる上市町。伊東さんは2種類の湧水を用意してくれました。参加者は「同じ軟水でも穴の谷霊水の方がまろやか。城山の湧き水はシャープな感じがする」など口々に感想を述べ、上市町の水の豊かさを感じました。 

初めてのラジオ収録に挑む参加者

その後、参加者は伊東さんと一緒に古民家を改修した交流拠点「パルプンテ」へ。伊東さんが出演するポッドキャスト番組「カミラジ」の公開収録に参加しました。

▽番組はこちらから聴けます! 
https://open.spotify.com/episode/36VM5tVTEkPADs1yUmCh1H 

大岩山日石寺で写仏体験

滝行のポーズをとる三太くん
大岩名物のそうめんと山菜の昼食

続いて大岩山日石寺へ。カモシカの三太くんの出迎えを受け、参加者は大喜びです。 ここでは風情ある大岩館で、名物のそうめんや山菜料理を堪能。  

写仏体験をする参加者 

続いて、磨崖仏の本尊・不動明王を書き写す写仏体験をしました。集中して筆を動かすうち、心が落ち着き、頭の中も研ぎ澄まされていきます。

2日間を振り返った参加者

最後は、今回のツアーコーディネーターで「富山オタクことちゃん」の愛称で知られる徳田琴絵さんの進行で、中山間地域の課題やそれぞれが取り組みたいアクションについて話し合いました。

参加者からは「既存のガイドブックに載らない、なかなか行けない所をターゲットにしたガイドブックがあればいい」「人と地域の歴史をつなげば、中山間地域には埋もれた宝がいっぱいある」「次の一歩を踏み出すことが大事」などの意見が寄せられ、二日間の学びをアクションへの力に変えていました。

2日間おつかれさまでした! 

1日目の様子はこちら