梅雨真っただ中、週末も雨の日が多くて、お出かけする場所に頭を悩ませているファミリーも多いかもしれません。
今回は、私たち家族の雨の日の定番スポットの一つ、富山県美術館内のカフェをご紹介します。
県美術館には二つの飲食店が入っていて、どちらも好きなのですが、お子様ランチのあるレストラン「BiBiBi & JURULi(ビビビとジュルリ)」に行ってきました。

お店は県美術館の3階にあって、なんと言っても眺望が素晴らしいんです!
店内を進むと目の前に大きな一面の窓が広がっていて天井が高く、開放的で心地のいい空間に、思わずため息が出ます。

この日は曇天でしたが、お天気が良いと環水公園の向こうに立山連峰も見えて、富山県民として他の県の皆さんに自慢したくなる景色です。

BiBiBi & JURULiという店名には
「アートで、感性を“ビビビ”と刺激する。イートで、食欲を“ジュルリ”と刺激する」
という意味が込められているそうで、メニューもアートにこだわっています。
企画展と連動したメニューがあったり、窓から見える景色を背景に楽しむアフタヌーンティーがあったりと、食べるだけじゃなくて、アートな体験もできるレストランです。
今回は、季節のパスタとお子様ランチをオーダーしました。

季節のパスタは、「富山湾の宝石『シロエビ』のスパゲッティえごまのジェノベーゼソース」。
メニューの説明に、シロエビをふんだんに使用した、と書かれている通り、本当にたくさんのシロエビが入っていて、エビ好きな子ども達に分けてあげても、私も十分白エビを堪能できました。
シロエビの旨みとエゴマの香り、トマトの酸味がよく合うパスタでした。

お子様ランチは「ビビジュルプレート(カレーライス&ポテト&デザート)」でした。
子ども用の器もオシャレで、デザートのケーキにはかわいい旗が付いていて、かわいいものが好きな息子は、プレートが届いた瞬間「かわいー!」と喜んでいました。

お米には雑穀が混ざっていて栄養価アップも考えられているし、子どもが好きなカレーとポテト、ジュースとミニケーキも付いていて、満足度が高かったです!
お腹ぺこぺこだった5歳の息子にはちょっと足りなかったので、私のパスタもおすそ分けしました。
以前訪れた時は、レストラン1番人気のメニュー、コンポジションプレートを注文したのですが、富山の旬の食材を、少しずついろんなお料理で味わえて楽しかったです。

コンポジションプレートの“コンポジション”とは、構造・組み立てという意味で、器を丸いプレートの上に自分で好きなように並べて完成!なのだそうです。
この食器も富山のアート作品で、白い四角の器は陶器に見えるけれど、実はアルミ鋳物の器なんです。
溶かしたアルミを型に流し、薄い四角形に仕上げるには職人さんの熟練の技が必要だそう。

「オノマトペサンデー」は、ふわふわ生クリーム、パリパリチョコレート、トロトロアイスクリームなど、オノマトペ(擬音語・擬態語)を感じられるパフェで、見た目もとってもかわいくて、おいしかったです。
BiBiBi&JURULiは県美術館の中にあるので、雨の日でも濡れることなく、食後の活動ができて、まだ小さな子どもがいるわが家はとても助かっています♪
この日はランチをした後、「オープンラボ」という県美術館で随時行われているワークショップに参加しました。

オープンラボは企画展によって内容が変わり、毎回さまざまな作品作りができます。
私たちが訪れた時は「エッシャー 不思議のヒミツ」展関連企画として、オリジナルデザインのうちわをつくるワークショップが行われていました。

材料は全てそろえてくださっているので、気軽に参加できて、工作好きな息子は毎回集中して作品作りを楽しんでいます。

ちなみに、今は「民藝 MINGEI―美は暮らしのなかにある」展にあわせて、ステンシルでオリジナルカレンダーをつくるワークショップが行われているそうです。
私も作ってみたいので、近々お出かけしてこようと思っています。
美術館の中は無料エリアにもたくさんアート作品が置いてあります。
「子連れで展覧会はちょっとハードルが高い…」と思う方でも、無料のエリアだけで十分アートに触れて楽しめると思います!
また、今は梅雨で雨の日が多いですが、屋上には遊具があって遊ぶこともできるので、晴れていたらもっと楽しみは増えますよ♪
子連れで美術館、まだの方はぜひトライしてみてください。
住所:富山市木場町3-20 富山県美術館3階
営業時間:11:00~18:00(ランチL.O.14:30/レストランL.O.17:30)
定休日:毎週水曜日(祝日除く)※美術館の休日に準ずる
ホームページ:https://bibibi-juruli.com

小林 蘭
5歳男児と2歳女児の母。富山県出身。高校卒業後は新潟、東京、シンガポールで生活。2021年から再び富山で暮らし始め、子どもたちとのおでかけを楽しんでいる(親子ともに鉄道好き!)趣味はInstagram投稿(@onishiran)、カフェ巡り、旅行、美容、ファッション。 第8、9期コノコトレポーターを務めた。