スマートフォンやパソコンなどリチウムイオン電池を搭載した製品は、私たちの生活に欠かせないものとなった。リチウムイオン電池は繰り返し充電でき、小型化・軽量化しても十分な電力を確保できるため大変便利だ。しかし、使用や保管を誤ると危険な事故につながるリスクも潜んでいる。
独立行政法人製品評価技術基盤機構(東京、NITE=ナイト)によると、リチウムイオン電池を搭載した製品の事故は2014年から23年までに計2380件報告されている。事故件数は年々増加傾向にあり、スマートフォンやモバイルバッテリーなど身近な製品も多い。
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