高校野球の春季北信越大会が1日から富山市民球場と県営富山球場で始まり、県代表の4校は他県の優勝校と初日にぶつかる。県勢の健闘を期待しつつ、4月20日~5月6日に行われた春季県大会の模様を振り返る。

 

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連覇の富山商 攻守とも充実

 第96回春季県大会で2年連続25度目の優勝を飾った富山商は、北信越大会の初戦でセンバツ4強の星稜(石川)に挑む。県大会では攻守ともに一枚上とも思わせる充実した内容で頂点に立っており、この世代全国屈指のチームに対してどんな戦いをみせるのか楽しみだ。

 県大会の6試合は、いずれも中盤以降にリードを広げる快勝だった。昨秋に県大会3回戦で高岡商に敗れたためノーシードだったが、投打がかみ合って本来の高いチーム力を発揮。同じ強化指定校の富山第一、高岡第一、高岡商を直接対決で下した。

 特に目立ったのが打線の活発さ。

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