プロ野球独立リーグの日本海リーグが5月5日に開幕する。2年連続優勝とNPB(日本野球機構)への選手輩出を目指し、富山GRNサンダーバーズの戦いが始まる。吉岡雄二監督と選手たちに、今季にかける意気込みを聞いた。

 昨年創設された日本海リーグでは、今年もサンダーバーズと石川ミリオンスターズによる年間40試合の対抗戦で優勝を争う。サンダーバーズは昨年、初代王者となって独立リーグ日本一決定トーナメントに出場。さらに3人がドラフト指名されてNPB入りした。球団過去最高のドラフト2位で大谷輝龍投手がロッテと契約。育成選手として阪神に入団した黒部市出身の松原快投手は球団からNPBに進んだ地元選手第1号となった。今年もリーグ連覇と独立リーグ日本一、選手のNPB入りを目標にチームづくりと育成に取り組む。

3月13日にキャンプイン。今季は1、2年目の選手が大半を占める

 昨年は150㌔超の球威を誇る日渡柊人、大谷、松原、山川晃司(社会人野球のロキテクノに移籍)を中継ぎ・抑えにそろえて試合を優位に運んだ。うち3人が今季はチームを離れており

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