推しが尊い……! アイドルやキャラクター、Vtuberなどなど、大好きな存在のまばゆさに、日々活力をもらう人は多いはず。
 推しはイメージカラーを持ち、ファンは「推し色」に鋭く反応。公式グッズじゃなくても「推し色だから、買っちゃお」と、ついつい買い物しちゃうそうで。そんな動きにチョコメーカー大手が注目し、さまざまなカラーバリエーションの「推し色チョコ」を商品展開するほどになってきました。
 そこでゼロニイは、富山の色とりどりのチョコレートやチョコを使ったお菓子を、推し色チョコとしてご提案。もうすぐバレンタインデー。あなたの推しに合うチョコ、見つけませんか。(情報は取材時の内容です)

林盛堂本店(富山市)

爽やかな色と風味を愛でたい

  明治初期創業の老舗和菓子店。看板商品の「元祖おわら玉天」に加えて、レトロな雰囲気のレモンケーキが人気を集めている。昭和51年に販売を始め、休止した時期もあったが「また作ってほしい」という客の声に応えて復活。日常のお茶請けとして地元の人に親しまれてきた。

「レモンケーキ」(1個230円)ころんとした形がかわいらしい。爽やかなレモンの風味を楽しんで

 「昔ながらの製法を守っています」と6代目で店主の林翔汰さん。生地にはレモン果汁やすりおろした皮を混ぜ込み、表面にレモン風味のチョコレートをかけた。一口食べると甘酸っぱさとすがすがしい香りが広がる。ポップで鮮やかな黄色を愛でながら満喫しよう。

「あまんだら」(1個230円)クルミあんとレーズンのラム酒漬けをバター生地で包んだ。民芸調のパッケージもすてき
店主の林翔汰さん
 

御菓蔵 直売店(砺波市)

色とりどりのチョコ染み込む

 香ばしい素焼きのおかきに色とりどりのチョコレートを染み込ませた「蔵チョコ」。当初はおかきの外側にチョコレートをコーティングしていたが、中に染み込ませることでザクザクとした独自の食感を生み出した。国産もち米で作ったおかきのほのかな塩味とチョコレートの甘みが調和して、一度食べ始めたら止まらない。

「蔵チョコ 抹茶」(411円)抹茶の苦みがホワイトチョコレートのまろやかな甘みを引き立てる。つまんでも指がべたつかないので、デスクワークのお供におすすめ

 王道のミルクチョコレート味や、ホワイトチョコレートに抹茶を加えた「蔵チョコ 抹茶」など全5種類が秋冬限定で並ぶ。工場併設の直売店には3種類の味が楽しめるギフトセットもある。気軽に渡せるちょっとしたプレゼントに選びたい。

手前から「蔵チョコ いちご味」、「蔵チョコ ホワイト」(各411円)店の定番のおかき「スティックサラダ」の素焼きにチョコレートを染み込ませた。ガス窯で焼いたおかきは昔ながらの硬めの食感
店長の橋本愛友さん
 

撮影:さいとう写真事務所、竹田泰子