日本で投資がなかなか根付かないのは、投資に対して「ギャンブルのようなものだ」というネガティブなイメージがあるからでしょう。皆さんの中にも、「投資をしてみませんか」と言われたときに「大事なお金を危険にさらすのは怖い」と感じたり、「成功すれば短期間で大儲けできるかもしれない」と考えたりする人がいるかもしれません。しかしひとくちに投資と言っても、「何に投資するのか」「どのように投資するのか」によって、期待できるリターンやリスクは大きく変わります。大事なのは「どのような姿勢で投資に臨むか」なのです。

 投資に臨む姿勢について考えるとき、私はいつも「桐たんす物語」の話をします。

残り991文字(全文:1278文字)