みなさんは、今から4年ほど前に「老後資金2000万円問題」が話題になったことを覚えているでしょうか? 金融庁が発表した報告書に、夫婦2人が老後に公的年金だけで生活する場合、平均的な収支のデータから計算すると30年間でおよそ2000万円不足するという試算があり、ニュースで大きく取り上げられました。「老後資金2000万円」という言葉が独り歩きするようになり、「そんな金額を貯められそうにない」と不安を持つ人も増えたのではないかと思います。

老後資金どうする?(画像提供:PIXTA)

 この「2000万円問題」、私たちはどう向き合えばよいのでしょうか? 実は、答えは非常にシンプルです。

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