小矢部市内の県道で2022年、鉄道高架下を走行中のトラックが高さ3・5メートルのゲート型標識に衝突する事故が3件相次いだ。これを受け、県は看板や道路情報サイトなどで、高さ制限や迂回うかい路をアピール。その効果があってか、今年に入り同様の事故はゼロだ。鉄道の運休、車の通行止めといった大きな影響が出る場所だけに、引き続き安全運転を呼びかけていく。

トラックがぶつかり、破損したゲート=2022年5月11日、小矢部市東福町

 事故は、小矢部市東福町の県道坪野小矢部線で2022年の5月11日、8月3日、10月3日に起きた。

3件とも金沢市内の運送業者

 いずれも、あいの風とやま鉄道の高架下を通行しようとしたトラックが高さ制限を示すゲートにぶつかった。3件とも金沢市内の運送業者で、砺波方面から金沢方面へ向かっていた。

高架下に注意喚起する県道沿いの看板=小矢部市水牧

 県高岡土木センター小矢部土木事務所によると、原因はドライバーの

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