本紙文化面の連載企画「たてものに会いにいく」は、建物の専門家である建築家をナビゲーターとして県内の建造物を巡り、魅力に迫っている。webunプラスでは、ナビゲーター自身の建築に対する姿勢など、紙面で書ききれないエピソードを紹介する。第5回は魚津市の「建築科学研究所」代表で、1級建築士の原英高さん。紙面では富山市の源ますのすしミュージアムを紹介してくれた。

事務所で笑顔を見せる原さん=魚津市上村木の建築科学研究所
原さんは1956年魚津市生まれ。幼い頃からものづくりに興味があり、福井工業大で建築を学んだ。山崎泰孝+AZ環境計画研究所(大阪府)に勤務。87年にUターンし、富山市で建築科学研究所を設立。2003年に魚津市に移転した。
オフィスビルや公共施設、一般住宅などを幅広く手がけている。「建物そのものが一つの場となり、使う人みんなの建築になってほしい」。そんな思いで設計しているという。
近年、アイザック(魚津市)が地域貢献のために富山市米田町にオープンしたピエ・パルクの足湯を設計した。県産材をふんだんに用い、
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