富山県生活協同組合主催の海岸クリーン作戦に参加して、マイクロプラスチック調査をしてきました。

 

マイクロプラスチックは、紫外線や波によって砕け、 5mm以下になった小さなプラスチックのことで、すでに世界中の海を漂い、食物連鎖などを通してわたし達の身体に取り込まれているとみられているそうです。

 

まず、砂浜の20cm四方区画の砂を採取します。採取した砂から、大きいゴミを除くため、5mm目ふるいにかけます。次に、砂を除くため、2mm目ふるいにかけます。

 
右上:2回ふるいにかけて、残ったもの
右下:ふるいにかけた砂

ふるいにかけたものを持ち帰り、種類ごとに分類しました。

 

1時間弱の20㎝四方一区画分の調査で、想像していたよりもたくさんのマイクロプラスチックが出てきました。

木屑や小石などの自然物もたくさんありましたが、一番多く出てきたのが、肥料コーティングカプセルでした。

 
右が肥料コーティングカプセル

肥料コーティングカプセル??

初めて聞く言葉に、少し調べてみたところ、『稲作などで使われる肥料の空き殻』で、農林水産省のホームページにも使用後の海洋への流出が懸念されていると載っていました。

今回参加した六渡寺海岸(射水市)の清掃活動は、定期的に実施されているそうです。主催者の方から、富山の海岸に漂着するものは、ほとんどが富山県内から流出したものであり、風などで飛ばされたゴミなどが河川に入り海まで漂着すると聞き、驚きました。

参加者の方が「昔は汚かったけど、きれいになったなぁって言えるようにしたい」と言っておられるのを聞いて、私達も、ゴミの分別はもちろん、ゴミを出さないように身近なところから気をつけていきたいと思いました。

子どもたちが安心して暮らせる環境を残していきたいと、改めて思いました。

清掃後の六渡寺海岸