コノコトが、タブロイド判「コノコトプラス」を通じて年2回実施している読者アンケートで、毎回多く寄せられるのが「習い事について取材してほしい」という声です。
コノコトプラス7号(2022年7月発行)のアンケートでも「小学生の習い事事情を知りたい」「年齢別の人気の習い事や変わり種習い事を知りたい」「習い事に関して他の家庭はどれくらい習わせているか、どれくらいを習い事代として充てているのか。お金のことなので、なかなか友達とかにも聞きにくいので」との意見をいただきました。
そこでコノコトプラス8号(2023年2月発行)で、習い事の種類と費用について富山県在住の皆さんにアンケートを実施。幼稚園・保育所(園)が31人、小学1~3年が135人、小学4~6年が95人、中学が34人、その他が35人、計330人から回答を得ることがきました。年代別に結果を発表します。
幼稚園・保育所(園)
初めての習い事として水泳人気

人気が高かったのは、水泳とピアノ・音楽です。次に体操、英語、サッカーやダンスが続きました。1種類だけ習い事をしていると回答していた人は全員が水泳を習っており、この年代の初めての習い事として、水泳が選ばれていることが分かります。
また「習い事をしていない」と回答した人も26%いました。
小学1~3年
スポーツ系の習い事が多彩

水泳とピアノ・音楽が同率1位となり、この年代の習い事の定番となっているようです。1種類だけ習い事をしている人のほとんどがピアノ・音楽と答えており、小学校低学年で始める習い事として人気が高いことが分かります。水泳を習っている人は、他にも習い事をしている人が多くみられました。
続いて人気が高かったのは、そろばん、英語、体操・運動、習字、サッカーなど。国語や算数などの学習塾に通う子どもたちもいました。
スポーツ系では、バレエ、ダンス、バスケ、バドミントン、野球、空手、柔道、乗馬、陸上、スキー、スケート、ハンドボール、ドッヂボール、クライミング、トランポリン、アーチェリーなど。文化系では、絵画、将棋、民謡、料理、工作などもありました。子どもたちの興味や才能を引き出そうと、さまざまなことに挑戦させていることがうかがえます。
小学4~6年
学習塾との掛け持ちが増加

小学校高学年になると、学習塾に習い始める人が増え、人気順では2位にランクインしました。ほとんどはスポーツや文化系習い事との掛け持ち派です。
スポーツの種類は、小学1~3年に比べると少なくなり、水泳以外ではサッカーやダンス、バスケに人気が集まりました。ほかには剣道、ヨガ、合気道、茶道など、これまでの年代にはなかった習い事も出てきました。
中学校
学習塾に絞り込む

中学生の習い事は、ほとんどが学習塾と英語でした。部活動が始まって、これまで通っていたスポーツ系、文化系の習い事はやめて、学習塾に絞り込んでいるとみられます。
小学校 半数が月額10,000円以上
学習塾スタートでさらに高額に

アンケートでは、一人あたり月額どのくらい習い事にかけているかを聞きました。保育園・保育所、小学1~3年、小学4~6年の各年代で、最も多かったのは5,000円以上10000円未満でした。ただ2~3種類を掛け持ちする人が多い小学校の年代では、10,000円以上の人が全体の半数を占めました。
学習塾に通う人が大多数となる中学校では、半数が15,000円以上を支払っており、費用が高額化していることが分かりました。
アンケートにご協力いたただいた皆さま、ありがとうございました。