顔の印象を大きく左右する前髪。プロにカットしてもらうのが一番ですが、「子どもの前髪くらいは自宅で切りたい」というパパ、ママも多いのではないでしょうか。一方で、つい切り過ぎたり、ガタガタになってしまったりといった失敗談も「あるある」ですよね💦

そこで今回は、子どもの前髪を切るときのコツを幸田さんに教わります。モデルはコノコトレポーター、中野さんの娘さん(6歳)にお願いしました。

カット前の娘さん 

「前髪」の部分を明確に

大人と違って、子どもは髪の分け目がしっかりしていないため、前髪とサイドの区別がつきにくい(全ての髪が前に下りてきてしまう)のが難しいところ。

そこで大切なのが「どこまでが前髪なのか」をはっきりさせること。それ以外の髪はヘアクリップで留めてしまいます。

「左右の黒目の内側からまっすぐ上に線を引いたとき、その間に生えている毛を前髪とするのが今のトレンドです。子どもの場合は、もう少し幅広でもかわいいですが、こめかみの周りまで切らないように注意してください」(幸田さん)

左右の黒目の内側(矢印のエリア)を前髪とするのが今のトレンド。今回は元の髪型に合わせて、やや幅広にカットします 

 

前髪以外の部分はクリップで留めましょう

指をガイドラインに

さっそくカットに移ります。できれば最初にドライヤーを当てて、癖のない状態にしましょう。濡れた状態で切るのはNG。乾くと髪が浮いて、短くなってしまいます。

次に、前髪を上下2層に分け、上半分をクリップで留めます。

前髪を上下2層に分け、上半分をクリップで留めます 

切るのは下半分から。このカットによって前髪のラインが決まるので、丁寧に!利き手(ハサミを持っている手)ではない方の人差し指と中指で前髪を挟み、指の腹側に毛先を出したら、その指をガイドラインにして切ります。髪は決して引っ張らないように注意します。

「前髪全てを一度に扱うのではなく、真ん中、左、右の3回に分けてカットしましょう。『毛先から5㎜ほど』など、切りたい長さを明確にしておくと、目分量であっても切り過ぎやガタガタを防ぐことができます」

指をガイドラインにして毛先を切ります

できそうな人は、ハサミを縦に入れると、より自然な仕上がりになります。このとき、サイドに近づくほど、ハサミを外側に傾けていくと、毛先が跳ねず、まとまりやすくなります。

 ハサミを縦に入れると自然な仕上がりに。サイドに近づくほど外側に傾けましょう

最後に上半分を切ります。クリップを外して、ふんわり髪を下ろしたら、先ほど切った下半分の髪と一緒に指で挟みます。あとは下半分の髪を基準に、飛び出している毛先をカットして完成です!

上半分も同じように切ったら…

 完成です!かわいらしく仕上がりました✨

今回は、子どもらしくてかわいい「パッツン前髪」を作りましたが、「ナチュラルに仕上げたい場合は、髪を持ち上げて切るのもおすすめです」と幸田さん。カットに慣れている人は、ぜひ挑戦してみてください。

慣れている人は、髪を持ち上げて切るのもオススメです

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  幸田恵  家族、親戚の多くが美容師という環境で育ち、大阪の美容専門学校を卒業後、府内の美容室で修業。2008年に独立。パリコレクションにヘア担当スタッフとして参加したほか、県内で撮影された映画のメークにもかかわるなど、幅広く活動している。美容室「vi coeur」オーナー。2021年4月にメーク本を出版。富山の専門家紹介サイト「マイベストプロ」登録プロ。公式インスタグラムはこちら