暑さも和らぎ、すっかり秋めいてきました。衣替えとともに、メークにも季節感を取り入れてみてはいかがでしょうか。
今回は「2022秋冬のトレンドメーク」がテーマ。マスク生活の中でも楽しめる眉&アイメークを中心に、今季の流行色やおすすめテクニックを幸田さんに教わります。使うのは、低価格でかわいいプチプラアイテムばかり。ぜひ参考にしてくださいね。
モデルは、コノコトレポーターの中野さんに務めてもらいました!
今季注目はモーブ系
流行を語る上で、まず押さえておきたいトレンドカラーですが、「各化粧品メーカーがさまざまな色を提案していて『ずばりコレ!』と言いにくいのが近年の特徴です」と幸田さん。イエローやオレンジ、カーキなど、秋らしい色がそろう中で、「注目は、各社がこぞって手掛けているモーブ系ですね」と言います。
モーブとは、ややグレーがかった紫色のこと。青みよりも赤みが勝る「モーブピンク」や「モーブブラウン」は、血色を良く見せつつ、大人っぽく上品な印象に仕上がるため、ママ世代も取り入れやすいカラーといえます。
今回は、このモーブ系をキーカラーに、ポイントメークを仕上げていきます。
【眉メーク】眉頭はふんわりと
まずは眉にモーブブラウンを取り入れてみましょう!
最初にパウダーパレットの②③を混ぜた色で、眉尻側を描きます。「こんなに赤いと、眉毛の色となじまないのでは…」と心配になりますよね。そこでパウダーを塗った上から、黒のアイブロウペンシルで細かな線を描きます(毛を描き足すイメージで)
次に眉の中心(黒目の上)から眉頭に向かって淡い色(①)を載せます。眉頭をふんわり見せることで、顔全体の印象が柔らかくなります。
仕上げにパウダーと同系色の眉マスカラを塗って、全体の色をなじませます。
【アイメーク】下まぶたも抜かりなく!
アイメークは、オレンジ系の中でも今季人気の「パンプキンカラー」を基調に、差し色でモーブピンクを加えていきます。
まずは上まぶたから。アイシャドウパレットの②⑥を混ぜた色を、アイホールに塗ります。幅は、目の形や大きさによって人それぞれですが、目を開けたときにちゃんと見える部分まで塗りましょう。濃い色ではないので悪目立ちすることはありません。次に目尻を中心に、締め色(⑦)をまぶたの際に入れます。
下まぶたも、顔の印象を左右する部分なので抜かりなく! 黒目の下に明るいラベンダーカラー(①)を載せ、目頭に向かってぼかします。こうすることで目元に光を集め、自然なツヤ感と立体感を生み出します。反対に目尻側はモーブピンク(③)で締めていきましょう。
マスカラは、取り入れやすいブラウンをチョイス。黒よりも柔らかい印象になり「デカ目」効果も狙えます。
最後にモーブ系のアイライナーを上まぶたの際に引きます。カラーライン初心者さんは目尻だけに引くのがオススメです。
プチプラ上手に活用を
あとはチークとリップを塗ったら、秋冬のトレンドメークの完成です!
深みのある暖色系でまとめることで、上品さの中にほんのりとした甘さも漂う、優しい雰囲気に仕上がりました。
モデルを務めた中野さんは「プロの技に驚きました。眉マスカラやアイシャドーなど、いろいろなアイテムを買い足して、秋冬メークを楽しみたいです」と笑顔を見せます。
幸田さんは「普段は使わない色も、プチプラなら気軽に試せますよね。最近はプチプラのクオリティーも上がっているので、トレンドカラーを取り入れる際には、うまく活用してください」とアドバイスしてくれました。
★幸田さんからプラス情報
今回はモーブ系を中心に組み立てましたが、パーソナルカラーが「イエローベース」の方には、ピスタチオ系もオススメ。カーキよりも肌色がくすまない今季注目のカラーです。