富山県には、JRの北陸新幹線、城端線、氷見線、高山本線、あいの風とやま鉄道、富山地方鉄道の本線、立山線、不二越・上滝線、市内電車、万葉線、黒部峡谷鉄道、立山黒部貫光のアルペンルートとたくさんの鉄軌道があり、鉄道ファンの間では“鉄軌道王国“として知られています。
今回のコースで乗るのは、このうち6路線!土日に出掛けることを想定したタイムスケジュールとともに、詳細を紹介します。

富山駅―岩瀬浜(13駅) 8:00-8:24
出発は、鉄軌道王国とやまの玄関口、富山駅です。

車窓の風景は、ビルが並ぶ街並みから、住宅街へと変わり、川面がきらめく運河を渡って終点の岩瀬浜に着きます。5分ほど歩けば海に出ます。次の電車までの待ち時間は、海沿いを散歩して過ごせます。
岩瀬浜―南富山駅前(26駅) 9:16-10:05
帰りは「岩瀬浜発南富山駅前行」に乗ります。富山駅で乗り換えることなく駅南側へ出ることで、南北直通を体感しましょう。

南富山駅―岩峅寺駅(10駅) 10:23-10:46
1路線目とは違い、車窓にはのんびりとした田園風景が広がります。一番の見どころは、レトロな雰囲気の岩峅寺駅。


映画「剱岳 点の記」では明治期の富山駅として撮影が行われました。ホーム、駅舎内、神社風の屋根が特徴の外観、どこを見ても趣があり、昔にタイムスリップしたような気分を味わえます。
岩峅寺駅―寺田駅(8駅) 11:07-11:24
寺田駅もレトロな木造駅舎です。田んぼに囲まれたホームからは、天気が良ければ立山連峰を見ることができます。本線と立山線の乗り換え駅のため、いろんな電車を見られるのも魅力です。


寺田駅―電鉄黒部駅(19駅) 11:46-12:33
寺田駅から東に向かって進んできた電車は、上市駅でスイッチバックして北に進みます。早月川鉄橋では、左手に海と観覧車、右側に立山連峰が見えます。

滑川駅―魚津駅間はあいの風とやま鉄道と並走する区間でもあり、もしかしたらすれ違うかも。電鉄黒部駅に着いたら、あいの風とやま鉄道の黒部駅まで歩きます(約15分)。
黒部駅―富山駅(7駅)13:15-13:45
行きは地鉄を使ったので、帰りはあいの風とやま鉄道に乗ります。見逃せないのは、新富山口駅手前からの景色。JR貨物駅とあいの風とやま鉄道の車両基地をすぐ近くから見ることができます。

富山駅⇔猪谷駅
往路:14:12-15:05(9駅)
復路:16:06-16:42(2駅)特急ワイドビューひだを利用
1時間足らずで、富山の街、田園風景、山間の景色を楽しむことができる路線です。中でも笹津駅を過ぎてからは、神通川沿いに電車は進むので、山裾に沿って流れるエメラルドグリーンの川面が目を引きます。
高山線では、富山駅を出てすぐに神通川を一度渡りますが、この時に見る川と、山間で見る川の様子は全く異なり、富山の川が急流と言われるのがよく分かります。ワイドビューひだに乗れば、大きな窓でこの景色を満喫できます。
お疲れさまでした!

時間は土日の時刻表を基にしたモデルです。お出掛けの際は最新の情報をご確認ください。
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