こんにちは! 富山市山室で美容室「vi coeur」を経営する幸田です。美容師をしながらヘアメークのお仕事もしています。今回のテーマは「秋のマスクメーク」です。
コロナ禍での生活がずいぶんと長くなり、マスクを着けて過ごすことがすっかり日常になってしまいました。そんな中、お客様からよく聞かれるようになったのが、「長時間マスクを着けているとファンデーションがよれてしまう。どうしたらいいの」という問い合わせです。お母さん、ティーンに限らず各世代に共通する悩みともいえますね。
ファンデがよれても重ねない
上からファンデーションを重ねたくなるところですが、見た目が重くなってしまいます。そもそも「よれる」のは、油分や皮脂によってファンデーションが肌の上で動いてしまったり、毛穴やしわにたまったりしたのが原因です。さらに重ねるのは、お肌によくありません。
パフやスポンジを軽く湿らせてポンポンとはたくと、再び肌になじんでくれます。最近は「お直しミスト」といった商品もありますので、吹きかけてスポンジなどでおさえても良いです。この場合、お肌のカバー力は落ちるので、気になる方はファンデーションなどを重ねてくださいね。
加えて近年はファンデーションの進化が止まりません。長引くマスク生活を機に、お使いのものを見直してみてはいかがでしょう。おすすめは「美容液ファンデーション」です。保湿を促し、肌を整える成分が豊富に配合されていて、メークとスキンケアが同時にできます。
この連載で何度も「下地にこだわって」とお伝えしていますが、このコスメはUV対策もできてスキンケアの一部と化しています。薄付きなので色むらを補正する手間があまりかからず、マスクにつきにくいというのがうれしいところです。何より肌がきれいになれば、ファンデーションが必要なくなってしまいます。
おすすめするのが、資生堂の美容液ファンデーションです。
「マスク老け」防止にお顔の筋トレ
マスクで顔の下半分を覆っているため、見えない部分のメークは、リップクリーム程度で済ましている方も多いことでしょう。それ自体は構わないのですが、長時間、マスクを着けっぱなしにしていると肌が荒れがちです。
長時間、マスクを着け続けていると肌によくありません。時折マスクを外して、口の周りをふくなど清潔にしてあげてください。化粧水を使えば保湿効果も期待できますよ。
見えないからといって、油断しているとどうなるでしょうか。表情が乏しく、顔の筋肉を動かさなくなると、たるみやシワの原因になったり、ほうれい線が深くなったりと、いわゆる「マスク老け」と呼ばれる見た目になってしまいます。
マスク生活が長引いているからこそ、表情豊かに過ごしてください。自宅や人のいない屋外で、大きく口を開けて深呼吸をし、時には笑顔を作るなどして、意識して筋肉を使うようにてください。
▽外に出て、誰もいないところや自然の中でマスクを外し、大きな声で笑ったり口を開けたりして顔の筋肉を解放する
▽深呼吸して、新鮮な空気を身体に多く取り入れる
▽毛穴を引き締め、皮脂の分泌を抑制する効果があるビタミンC誘導体が入っている美容液や化粧水を用いてスキンケアの質を高める
秋のトレンドは赤み系
10月に入り、随分と秋めいてきました。季節を意識したメークも大事にしたいですね。今季のトレンドは、ズバリ赤み系です。赤といっても、秋らしい落ち着いたブラウン系の赤や黄色です。そうしたトレンドカラーをポイントメーク💄に取り入れるのがこつです。
注目したいのが眉毛。マスクで普段見えているのが、目と眉毛ということもあり、各社ともアイメーク関係は赤系ブラウンなど、優秀なアイテムが続々登場しています。
とはいえ、いきなり赤み系で眉毛を描くのは抵抗があるでしょう。まずは、いつものように描いてください。使うのは赤みの入ったアイシャドーです。
チップでぽんぽんと軽く乗せる感じです。仕上げに赤やオレンジを足すようなイメージといったら分かりやすいでしょうか。ぐっと秋らしいニュアンスが出せることでしょう。眉毛用のマスカラでもいいのですが、わざわざ専用品を買わなくてもアイシャドーで十分です。
お肌もつやを出しすぎないセミマットに仕上げると、落ち着いた感じを演出できます。使いたいのは、押し固められていない粉状のルースパウダー。粒子が細かいものが多く、トーンアップします。
特にTHREEから出た商品が「パウダーなのに粉感がない」と評判です。もちろん、この季節、肌は夏の疲れがたまっているので、後々のしわ、シミにつながらないよう、しっかりスキンケアしてくださいね。
下の商品が、THREEのルースパウダーです。