今回は、暑い時季におすすめの「カボチャの冷製スープ」をご紹介します。

食欲が低下しているとき、水分に加え、エネルギーもしっかり取ることができます。

カボチャは抗酸化作用のあるビタミンA、Eを多く含んでいます。ビタミンAは、目や皮膚の粘膜を健康に保つ役割、ビタミンEは血流の改善が期待できます。

今回は牛乳を使用していますが、豆乳やオーツミルク(オーツ麦から作られた植物性ミルク)などを使ってもいいです。

カボチャの自然な甘みを感じられる一品です。パンを浸して食べても、とてもおいしいですよ。

■カボチャの冷製スープ

【材料】4人分

  • カボチャ … 400g
  • 玉ネギ … 150g
  • バター … 10g
  • 牛乳 … 200ml
  • 粉パセリ … 適量
  • [A]
    水 … 350ml
    コンソメ … 4g(小さじ1と1/3)
    てんさい糖 … 3g(小さじ1)
    しょうゆ … 3g(小さじ1/2)

【作り方】

  1. カボチャは種とわたを取って一口大に切り、皮をむきます。玉ネギは薄切りにします。
  2. 鍋にバター、1を入れて中火で炒めます。
  3. しんなりとしたら[A]を入れ、沸騰したら中火で10分程度煮込みます。あくは取ってください。
  4. 火を止めて、ブレンダーで混ぜます。ハンドミキサーやマッシャーを使ってもいいです。ミキサーを使う場合は、事前に3のあら熱を取ってください。
  5. 牛乳を少しずつ加えて混ぜます。弱めの中火で沸騰する直前まで加熱します。
  6. あら熱を取り、冷蔵庫で冷やします。
  7. 皿に盛り付け、粉パセリをかけます。
夏ですので冷製にしていますが、もちろん、温かいスープとしてもお召し上がりいただけます。

【栄養成分】1人分

  • エネルギー:178kcal
  • たんぱく質:4.8g
  • 脂質:5.1g
  • 炭水化物:28.5g
  • カルシウム:103mg
  • ビタミンC:47mg

 

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。