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こんにちは! 富山市山室で美容室「vi coeur」を経営する幸田です。美容師をしながらヘアメークのお仕事もしています。今回は、夏のメークをテーマにお届けします。 

8月のこの時期は、湿度が高くてお肌がべたつきやすいです。暑くて汗をかくこともあり、メーク崩れが気になる人は多いでしょう。 
 
メーク崩れしにくい化粧品を知りたい人もいると思いますが、大切なのは、メークの際の「ひと手間」です。紫外線対策も合わせて、ポイントをご紹介します。 

化粧水、乳液をつけたら2、3分 肌に浸透してからメーク! 

まずは、スキンケアを丁寧に行ってください。化粧水や乳液をつけ終えたら、すぐに化粧に取りかかるのではなく、化粧水などが肌に浸透するまで2、3分待つのがおすすめです!
 
その間に着替えや歯磨きをするなど、時間を有効に使ってください。 

日焼け止めの色は2タイプ 両方使って立体感 

夏の強い日差しが気になる今、スキンケアを終えたら、日焼け止めの成分が入った下地を塗ります。 
 
日焼け止めの色は、二つのタイプがあります。 

①透明・ベージュ系 
→塗っても肌が白く見えないので、顔全体に薄くつけます。耳の周りや首も忘れずに塗ってくださいね。 
②肌を明るく見せるトーンアップ・白みが強く出るタイプ 
→顔全体に塗ると、顔が大きく見えてしまいます。顔の中心部分だけに塗る方が良いでしょう。 

 私自身は①②の両方を使っています。透明・ベージュ系の日焼け止めを顔全体に塗り、トーンアップの商品をハイライト代わりに中心部分につけ、立体感を出しています。 

下地・ファンデの後は、スポンジでトントン 

続いて、下地の塗り方のお話です。 
 
手で下地を薄くつけた後、スポンジを肌にトントンと、最小限の力で軽く押し当てます。こうすることで、余分な脂分を取り除くことができます。スポンジは、小さなものを使うと力が入りすぎるので、大きめの卵形のものがおすすめです。

ファンデーションも手で薄く伸ばしてつけ、隠したい部分にコンシーラーをのせます。その後も下地と同様に、スポンジで押さえて脂分を取ります。 
 
スポンジを使う「ひと手間」をかけることで、化粧は崩れにくくなります。 

ちなみに、ファンデーションは筆を使ってのせると、きれいに仕上がるのでおすすめです。


 しみなどを隠そうとしてファンデーションをつけすぎると、メークが崩れやすくなるので注意が必要です。 

紫外線カット!汗も防ぐ!パウダーは必須アイテム 

紫外線を弾いてくれる役割を期待できるのはパウダーです。最近では、紫外線カットの成分が含まれた商品もあるので、チェックしてください。 
 
また、パウダーは汗が出るのを防ぐ効果もあります。そのため、汗が出やすい髪の毛の生え際や、日焼け止めが薄くなってしまう顔の外側部分を重点的に、パフでしっかり押さえてつけます。 
 
 化粧崩れしやすい目や鼻、口、マスクがこすれる部分もパフで押さえてつけますが、ほおや目の周りの乾燥しやすい部分は、ファンデーション用の筆を使ってのせましょう。つけすぎを防ぐことができます。肌を触り、ベタっとしない程度がちょうど良い量です。 

パウダーは眉毛にものせると、眉毛が描きやすくなりますよ。毛一本ずつの間にも、脂分がたまっています。 

パウダーをつけた後は、メーク直しするのが難しくなります。パウダーをつける前に、ファンデーションが崩れてないか確認しましょう。 

 

アイメークには、ベース剤がおすすめ 

ポイントメークで、アイメークを重視したい人は、崩れにくくなるベース剤を使うのも手です! 
 
また、まつ毛の際の辺りにパウダーをつけ、脂分を取り除くのもおすすめです。  

仕上げはフィックススプレーで、肌になじませる 

チークやシャドーもパウダー状のため、化粧の仕上げにフィックススプレーやミストスプレーを吹きかけるといいでしょう。パウダーが肌に密着し、より崩れにくくなります! 
 
崩れにくいメークには、ベースにポイントがあります。それぞれの化粧品の正しい使い方を知り、ちょっとした工夫をすることで、アイテムの効果は上がります! ぜひ、お試しください。 

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記事では紹介しきれない「ここだけの話」が聴けます。

 

 
 
幸田恵  家族、親戚の多くが美容師という環境で育ち、大阪の美容専門学校を卒業後、府内の美容室で修業。2008年に独立。パリコレクションにヘア担当スタッフとして参加したほか、県内で撮影された映画のメークにもかかわるなど、幅広く活動している。美容室「vi coeur」オーナー。2021年4月にメーク本を出版。富山の専門家紹介サイト「マイベストプロ」登録プロ。公式インスタグラムはこちら