皆さんは、富山県で親と暮らせない子供たちが何人くらいいるか、ご存知でしょうか?

梅雨で雨が続くので、コインランドリーに行くと、置いてあった情報雑誌の表表紙の裏に、こんなクイズが載っていました。

正解は130人くらい、おられるようです。その事実を初めて知りました。

里親制度はご存知ですか?

里親の種類は、いろいろあります。数日間から長期間まで、預かる期間がさまざまな養育里親、障害のある子供たちに関わる専門里親、親戚がみる親戚里親、養子縁組などです。

私の両親は、私が生まれる前から、養育里親をしていました。だいたい小中学校の夏休みや春休みなどの長期休みに、里子さんを預かっていました。80歳になる今も、できることだけですが、やっています。

親の取り組みの影響で、私は、家族以外の他者が、定期的に一つ屋根の下で暮らすことが当たり前に思う環境で育ちました。ですから、この県からの里親制度の案内を見て、大変、親近感を持ちました。

私は3人きょうだいの末っ子として育ちました。幼少期は、一緒に暮らす里子さんがどのような方かにより、子供ながら自分の生活にも影響が出るため、毎回ドキドキしていました。

また、きょうだいが増えたようになり、子供として受ける親の愛情の分配も少なくなり、楽しみ半分、不安半分だった思い出がよみがえります。

小さかった時は、里子さんと突然、家族として暮らしだすことに違和感があった時期もありました。しかし、自分が成長し、その環境に慣れてくると、里子さんが来られて遊び相手が一人増えると感じ、楽しみに変わっていきました。友達のような関係で一つ屋根の下で暮らすのは、いい経験になりました。

もちろん、里子さんにとっては、実親と過ごせないということ自体悲しく、里親に預けられることは本意ではなかったでしょうから、辛いこともあったと思います。

私にとっては、今、他人・家族を区別することなく、人々と接することができるようになったのは、幼少期から里親制度に触れ、経験していたからだと思います。里子さんとの暮らしの中で、他人に起こることを自分にも置き換える力や、思いやりが培われたと思います。

この体験の影響は大きく、医療者になろうと思うきっかけの一つとなりました。

里親制度は、預けられる側、預かる側の双方に、いろんなメリットをもたらしてくれます。ぜひ、私もいずれは、親がしてきたことを、できたらいいなと思います。それができる状況にならなくとも、間接的な形でも、子供の支援に関われたらなと思います。

里親になるまでには、研修を受けたり、児童相談所で面接を受けたり、手続きがいろいろあるそうです。

里親制度に興味のある方は、上記写真を参考に検索してみてください。里親さんのエピソードや日々の様子について読むことができます。

ぜひ、皆さんも一度、里親制度について考えてほしいです。私の子供も、親である自分が病気になるなどの事情ができれば、里親制度を利用することもあると思います。

どんな事情があろうとも、みんなに思いやりの気持ちが培われ、富山のどんな状況の家庭の子供にも、社会から温かい眼差しが向けられるよう、里親制度が広まればいいなと思っております。1人でも多く、思いやりのある里親さんが増えたらいいなと思います。