旅行が気軽に楽しめないコロナ禍、身近な場所で楽しむアウトドアに注目が集まっています。そこでコノコトでは「親子釣り入門★準備編」を富山市内で開催しました。講師は釣り愛好家で小学生の娘さんとも一緒に楽しんでいる伊串祐紀さん(魚津市)。講座の内容をご紹介します。講座は富山市の「とやまし元気プロジェクト2020」の一環として実施しました。

天然のいけすが目の前に!

 富山湾の最大水深は日本海側で最も深い1250m。日本海には約800種類の魚が生息すると言われ、そのうち約500種類がこの富山湾にいます。
 “天然のいけす”とも言われる湾が、すぐ目の前にあるのが富山県なんです。

クイズ形式で富山湾の魅力を紹介する伊串さん(奥)

家族連れには港がおすすめ

 釣りをする場所は、大きく分けて3つ。
港 …魚種◎ 足場◎ 便利◎ 家族向け◎
砂浜…魚種△ 足場◎ 便利〇 家族向け〇
岩場…魚種〇 足場✕ 便利◎ 家族向け✕

 立ち入り禁止になっていないか、トイレが近くにあるか、足場が安全かをチェックしましょう。県内では水橋フィッシャリーナ(富山)、石田フィッシャリーナ(黒部)、魚津補助港(魚津)、経田漁港(魚津)が家族連れにおすすめです。

子どもがおぼれたら、後ろから抱えて

 安全に楽しむために、ライフジャケットは親子とも着用します。おぼれた時、ジャケットが上から抜けてしまうことがあるので、股下ベルトも忘れずにつけます。

 そして万が一、子どもがおぼれ、自分が海に飛び込んだら、子どもの背後に回って後ろから抱きかかえるようにして助けます。子どもと対面すると、子どもは親にしがみつき、結果、親も動きが取れなくなって2人ともおぼれる危険があるためです。

 また釣りをする前に、海から上がるためのはしごがある場所も確かめておきます。

道具をそろえよう

【服装・持ち物】
・釣り道具(まずは初心者セットなどお手頃なもので充分)
・帽子
・ライフジャケット
・タオル(魚を触った手を拭くため)
・靴(サンダルは✕。針などが落ちていることがあるため)
・クーラーボックス(中に塩水と、凍らせたペットボトルを入れる)
・バケツ
・トング
・プライヤー(魚から針を外す時などに使う道具)
・飲み物
・救急用具

★講座では、えさを触ったり、糸の結び方を練習したりして、釣り本番に向け準備を整えました。

えさのアミエビ、イソメ、オキアミも紹介。子どもたちも果敢にタッチ!

 

真剣に糸の結び方を練習する参加者

次回は釣りに出掛けます!

【親子釣り入門★実践編】の記事はこちら