「万病にきく水」と言われる「穴の谷の霊水」は、上市町黒川地区の丘陵地を登ったところにあります。
「湧き水」でもなく、「井戸水」でもなく、「霊水」。
伝説に由来
そう呼ばれるのは、かつての伝説に由来しています。
寝たきりの女性がここの水を飲んだら歩けるようになったのだとか。
なるほど、まさに霊水。
江戸時代、美濃国の白心(はくしん)法師がこの地で修行したんですって。
以来「霊場」として知られるようになりました。
霊水は、参道から108段ある石段を下った谷間に薬師如来堂があり、取り付けらえた蛇口から水をくむことができます。
「霊水とかいって、科学的にどうなの?」
そんな疑問は当然でしょう。
水質は物理的にも化学的にも蒸留水に最も近く、微生物の繁殖や水に浸した野菜の腐敗を防ぐなどの作用があるそうです。
なるほど、そういうことか。
国がお墨付き
ちなみに、環境省が選ぶ「全国名水百選」の一つになっています。国がお墨付きを与えた名水なんですね。
かつては、霊水のご利益にあやかってか、地元の交通安全協会が
「事故0(霊)件でスイー(水)と走ろう」
とドライバーに呼び掛けてペットボトル入りの霊水を配ったこともありました。
上市を満喫したんですって
>コノコトリポーターの訪問記事はこちら
「穴の谷霊場」の歴史を知るならこれ?
>あなんたん歴史紹介 上市の伊藤さん冊子刊行
願いは登山者の安全でした
>上市高生、手作り乾パン贈る
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