気温、湿度が高くなり、熱中症に気を付けたい季節になりました。
ことしは新型コロナウイルス感染対策としてマスクの着用も重なり、蒸し暑くなりそうです。

さらに長期の外出自粛で、外での活動をほとんどしていなかったので、運動不足となり、外の日差しや暑さにも慣れていません。
運動不足で体重や体脂肪が増えた方も多いと思います。肥満も熱中症のリスクを上げます。

ことしはいつも以上に、熱中症対策に気を付けなければいけません。

予防対策

【食事】

  • 3食バランスよい食事を取りましょう。野菜や汁物は忘れずに。 
  • こまめな水分補給。のどが渇くと感じる前に、少しずつのどを潤すように飲みましょう。
  • 就寝前もコップ1杯程度は水分をとりましょう。寝ている間も汗はかきますね。
  • トレーニング時やたくさん汗をかいたときの水分補給は、ナトリウム、糖質を含んだものを 。
  • 運動後は、牛乳・乳製品を摂取しましょう。

【その他】

  • 汗を吸収しやすい服を選ぶ。 
  • 風通しの良い環境を。
  • 直射日光を避ける。
  • 十分な睡眠をとる。
  • 無理をしない

夏はすぐそこに来ています。食事、休養、運動をうまく組み合わせ、熱中症を予防しましょう。
また、高齢者や血圧が高いなど疾患をお持ちの方はナトリウム、糖質を含んだ水分については主治医にご相談ください。

次回は熱中症予防の食事をご紹介します。

 

◆舘川 美貴子(たちかわ みきこ)◆

管理栄養士、公認スポーツ栄養士
富山市生まれ。中京女子大学(現 至学館大学)健康科学部栄養科学科卒業。
日本スポーツ栄養学会評議員。学生アスリートやプロスポーツ選手の栄養サポートを行っている。